第１話　

　　　　　　　　　　　　　　　〜　出発の巻　〜　 by Tabata Teruko,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　08.18.2003 　　　　　

　皆さんは言葉はもちろん知識は一般的な印象ぐらいしかない国に一人で旅をしたことが ありますか？

私は始めての一人旅に選んだ土地はドイツでした。 もともとはあるボランティアのプロジェクトに参加することになり派遣先がドイツになった ので、ボランティアに参加する前に、もったいないし旅もしようと思いついたのが きっかけでした。
ドイツに行くと決まったとき、ドイツにる想像をしてみましたが、 全く思い浮かびませんでした。なぜなら、ドイツのことをまったく知らなかったからです！！
知ってることといえばビール・フランクフルト・ヒットラーなどなど・・・。
イメージとしてはなんとなく暗いイメージでした。

当初は学校のパソコンに張り付いてドイツのいろいろな情報をかき集めました。
一番気になったのがドイツ人の気質で、ネットで得た情報としては、 「まじめで日本人に似ている。」ということで、なんだ日本人に似ているのかと、 とりあえず安心しましたが言葉に関しては一抹の不安がありました・・・。
この時、私はドイツ語で「ありがとう」さえどういうのか知りませんでしたが、 楽天的者なので結構何とかなるものだろうと、出発に向けて準備に乗り出しました。

私は、学生でバイトをしていなかったのでもちろん旅行の費用をたっぷり用意できている わけではありません。なのに、準備の段階から結構物入りで結構な費用がかさみました。 ですから絞れるところは絞ろうとまず、安い宿探しに精をだしました。
ちなみに私はもちろんユースホステル(YOUTH　ＨＯＳＴＥＬ＝ＹＨ)を使いました。
おそらく、ご存知だと思いますが簡単にＹＨについての説明をいたします。

☆★☆ ＹＨは、ドイツで生まれた世界的な「旅の宿」ネットワークです。
部屋は基本的に男女相部屋に４〜８が止まれるだけの２段ベッドがあり、敷布団・掛け布団・ 枕はありますがカバーやシーツは貸し出しか持参になっています。
トイレ・シャワーはもちろん共同、 食事は、基本は朝食つきでセルフサービスとなります。 なんといっても経済的で中には古城や帆船、元刑務所がＹＨとして利用されています。 やはり経済的なのでたくさんの利用者がいるため繁忙期や観光地のＹＨにはあらかじめ予約を 取っていくことをお勧めします。
(ＹＨのホームページ＝http://www.jyh.or.jp/)

ドイツ行きが決まったのは、結構ギリだったの準備の合い間に旅行の計画を立てなければいけませんでしたが、 結構、個人の旅行って行き当たりばったりって言うのが醍醐味だと思っているので「この日に、フランクフルトに言って、 この日にあのお城に行って・・・」と本当にかなり大まかな予定しか立てませんでした(移動にどれだけの時間がかかるなど 全く計算せずに・・・）

だんだん、荷物もまとまってきて、一度試しに荷造りをし背負ってみることにしました。重さは確か12〜4キロあったと思いますが、少し背負った限りでは「案外軽いな」と感じ、 "念のために持っていく"物も減らすことなく全て詰め込みました(後でどれだけ後悔するかも 知らずに・・・)。

取りあえず始めての一人旅ということもあり取りあえずドキドキ(＞A＜)ハラハラ(×o×)の旅行前日はぐっすり休み出発当日を迎えました。
荷物を背負い両親に気軽に見送られ関空につき チェックインや機内での暇つぶしの本などを買い求めたりとうろうろしている間に すでに荷物の重さに早くもっと減らしてくればよかったと後悔し始めていましたが、 時すでに遅し、搭乗が始まり、マレーシア航空の格安航空券を取っていた私は飛行機の 一番後ろの席に心を決め腰を落ち着けました。

では、落ち着いたところで今日はこの辺で・・・ 。