| |
|
|
|
■New York in Movies■
- 「FALLING IN LOVE」 邦題「恋に落ちて」
by Matthew Akagi, 2.26.2001
「FALLING IN LOVE」 邦題「恋に落ちて」
主演: バート・デ・ニーロ（フランク）
リル・ストリープ(モリー）
ハーベイ・カイテル(エド）
お互いに結婚生活に倦怠期を感じていた男女が,「Rizzoli」（５７丁目5番街と6番街
の間に実在する）という書店で出会い、買った本を取り違えて帰る。ある日通勤列車で
フランクは偶然、本を取り違えた女性を見つけるが声を掛けられず数日過ごす。
親友エドの離婚と再婚話に刺激されたフランクはなぜか興味をそそられる女性に
思い切って声を掛け、二人は通勤列車で時間を合わせ、帰りに会い家庭のことを
話したりするようになる。お互い自然にプラトニックながら恋に落ちる。結末は？
二人が出会う通勤列車はメトロノース(MTA)HUOSDN LINE。モリーはArsley駅から
フランクは次の駅Dobbs Ferryから乗車する。グランド・セントラル・ステーションの
様子がとてもよく分かる映画だ。フランクとモリーがおしゃべりする喫茶店は以前編集長
のJunkoさんが「とてもお気に入り」と書いていたあのグランド・セントラル駅のコン
コースがすべて見渡せるカフェそのもの！クリスマス間近という設定なので、５番街のイル
ミネーションやディスプレイも楽しめる。お決まりのロックフェラーセンターのスケー
トリンクも見られる。モリーが通りのベンダーでチリドッグを買うのもNYらしい。女友達と
おしゃべりしながら歩くのはいつも５番街のティファニーからトランプタワービルあたり。
二人がデートするのはチャイナタウンのキャナル・ストリート周辺のようだ。この映画は郊
外の住宅街に住む中流層の家庭を覗かせてくれる。多くのホワイトカラーはこの映画のよ
うに通勤列車を利用し、グランド・セントラル駅からマンハッタンの各職場へと分かれ
て行く。
|
|
|