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■Winds from New York■
- ☆☆☆Nobu(ノブ)に行ったらついでに寄ってみると楽しい!☆☆☆
私のお気に入り「お土産店!?」トライベッカ界隈
by Junko Kitahama, 3.11.2001
ビバリーヒルズでレストランを開いていた久松信幸氏が、ロバート・デニーロに
口説かれてトライベッカのど真ん中に開いたという「ノブ」のストーリーはすでに
様々な雑誌で紹介されている。シェフ森本正治氏が創作する料理は和食という
よりNY風無国籍料理といったほうがいいかも知れない。夜は予約で満席という
日も多いが、ウイークディのランチなら気軽に行ける。私はここの雰囲気、料理
ともまずまず気に入っているが、たまにここに来るには別のわけがあるからだ。
女性なら外国製化粧品のキャンペーンで可愛いポーチなどに入った基礎化粧品や
「口紅,コンパクト,エナメルやアイメイクアップセット」などを目にしたことがある
と思う。アメリカでは$30以上お買い上げの方にもれなく差し上げます!などと大きな
CFでお客を引き付けている。今では日本でもこのキットが単独で¥5000あるいは
それ以上の価格で売られている。以前旅行会社で働いていた頃、仕事でアメリカに
行くたびこのキャンペーンを見つけると基礎化粧品などを買って、もらったポーチを
友人へのお土産にして、好評だった。
ところがNY滞在中のある日、友人に誘われ「ノブ」にランチに行くことになった。
マンハッタン郊外から車で出かけトライベッカでパーキングを探し、ぐるぐる回っている
うち、やっと見つけた所はなーんか怪しい雰囲気…よく観察するとアラビアン経営の
輸入雑貨店が並んでいる一角だった。持ち前の好奇心で雑貨店の中を覗くと、よく
見かける香水や化粧品が並んでいて、大きなプライスカードには市価の30%引きの
値段が書いてあった。その中でも私が注目したのはアメリカではなかなか見つからない
[グッチNo.3]が置いてあることだった。初めてコロンを使ったときから私はずっとコレを
愛用している。ヨーロッパなら尋ねると奥のほうからだしてきてくれることもあるが、
アメリカでは新作はあっても「No.3」はめったにない。嬉しくなって怪しい雰囲気…
なんて思ってたことも忘れて、中に入ると腰の高さほどのショーケースがあり中には
見慣れたほとんどの化粧品メーカーのキャンペーン・ポーチが山ほどあり、ひとつ
$9〜$12ほどで売られていた。「コレは半端もの」といわんばかりの扱いで…。私
たちが入ったお店以外にも周囲に2,3件同じようなお店があった。他にも安売りの
ドラッグストアや衣料品店があり女の子同士で回って見るのも面白い。(夜はお店も
閉まるし、小路は危険と思うべし!)
友人と私は、ディオール、エスティーローダー、ランコム、ゲランなど可愛いポーチ
に入ったお買い得セットをお店の人に「いいお土産になるよ!」と言われながら買い込み、
最後に「あっ,そうそう私の好きなグッチNo.3もください!」 と言った。 するとアラ
ビアなまり!?の英語で「How many bottles do you want ?」 「Three,please…」と私が答え、
「O.K.」といって店員が持ってきたビンの大きさを見て、びっくり!! サンプルは120ml
のビンだったのでこの際安いし腐るものでもないし…と3本と言ったものの、1本1oz
(300ml)入りとは!体臭の強い欧米人ならともかく、私なら5年使っても無くならない
量だった。「あまり頻繁には使わないから…」と 4fl.ozのスプレー式に変えてもらい
(大瓶に比べるとやはり割り高だったが、この際仕方がない…通常より15%安かった…)
お店を出た。
日本に帰って友人やお世話になっている会社の事務のお姉さま方にお配りしたとこ
ろ、大変喜ばれ、その後もちょくちょく行くことにした。
ついでに…なんていったら「ノブ」のシェフに失礼かもしれないが、無国籍料理も楽
しんで帰ることにしている。
Nobu(ノブ) 105 Hudson St.(at Fankurin St.)
212-219-0500
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