■mimiのきまま自由旅行■
by ASAMI TOKUHARA, 4.21.2002
皆さん、はじめまして。今回から連載で私のヨーロッパの旅の記事を載せることとなりました。 どうぞよろしくお願いいたします。
さて、なぜ私がヨーロッパに行く計画を立てたのかですが、実は数年前からメールや手紙で知り 合ったドイツの友達がいて、その方に「遊びに来て!」と言われ続けてきたのと、仕事にも慣れて
少し遠くに旅がしたくなったからというのが主な理由です。
計画は約1年前から立てられました。仕事場には1年前から同僚と2人で「10月1日〜10月15日までは休ませてください。」とかなり無理難題を言い、出来る仕事や引継ぎの準備を万端に・・・そして航空券も早めに予約をして・・・服などもバーゲンセールのうちに買い揃えて・・・などとかなり計画的に進めていきました。
ところがあまり順調には進まないもので、航空券を予約するのに少し手間を取ってしまいました。 旅行予定日の10月1日はあの有名なビール祭り「オクトーバ・フェスト」の真っ只中!世界中から
祭り目当てに観光客がどっと押し寄せます。またとある旅行会社さんの話によると「10月は日本人 医師が学会などでドイツを訪れることが多いため、日本人に対しての航空運賃を少し値上げする
可能性がある。」ということを聞き、本当に行くことができるのか不安になってしまいました。 でもこの時はまだ4月。はっきり言って航空運賃もまだ出てない時にどうしてもう予約いっぱいで
値上げのことがわかるのよぉ〜!!と思いながら、あわてて予約!それでも「キャンセル待ち」 ですと言われました。最終、無事にチケットは手に入ったのですが、早めに相談してよかったぁ〜
と思う瞬間でした。皆さんも旅をするなら早めにご計画を・・・
さて、時は10月。海外旅行経験初の同僚と共にいざドイツへ出発!・・・の前に少し寄り道・・・ ヨーロッパへ行くのだからあともう1都市くらいは行きたいものですよね!というわけで2人が
大好きな「シャーロック・ホームズ」を訪ねようとひとまずイギリス・ロンドンへ。ところがなんと ロンドンはちょうどストライキの真最中!!地下鉄全線は一切動かず・・・そのせいでバスはどの
便も大混雑!とにかく徒歩で予約していたホテルへ行くことにしました。さて、皆さんは 「ヒースロー・エクスプレス」というのをご存知でしょうか?日本からイギリス(ロンドン)ヘ入国する
時、大半の方々はロンドン・ヒースロー空港を利用されるのではないでしょうか? (ガトゥウィック空港にも同様の物有)その時に中心地などへ行くには大抵のガイドブックに
「地下鉄を利用するとよい(所要時間約45分〜1時間)」と書かれてあると思います。「でも地下鉄 が使えない、バスは満席だ。」そんな時や「朝早い便に乗らなければならないのに」という時に
この列車。ロンドン・ヒースロー空港からロンドン中心地パディントン駅まで所要時間約15分。 (列車も15分感覚でやってきます)料金は少々高く13£(往復25£)2等席と1等席(両方ともトイレ
完備)があるのでご注意を。時間を無駄にしたくないかたにはオススメです。ゾーン1〜ゾーン6 までの景色を見ながら走るのでなかなか心地よい列車の旅ですよ。
「ロンドン(パディントン駅)」
その日は夕方4時頃にホテル着。せっかくロンドンに来たのにあの真っ赤なロンドンバスにも 乗れず・・・と嘆いているところにロンドンタクシー(ブラック・キャブ)発見!!これはいいとばかり
に早速乗って出かけました。ロンドンのタクシーは皆良心的で安全。それもそのはず、 ブラック・キャブを運転出来るのはかなり厳しい試験を受けた人のみらしいのです。その代わり
客もそれなりの態度で接するのは常識!はしゃぎすぎて大声で話したりするのはマナー違反です。 料金もそれなりにかかります(初乗り1.40£)。なので格安旅行をご希望ならばミニ・キャブの利用
をおすすめします。ただしこちらはメーターがないので料金の交渉にはご注意下さい。
そのロンドン・タクシーに乗り込みいざ晩ご飯!!せっかくなので「ハードロックカフェ第1号店」へ。 中はかなりにぎわっていて食事のほうの席は満席でした。少し待っていると席に案内されて注文
を聞かれました。周りを見てみるとすごいボリュームの品々ばかり。圧倒されつつも注文をし、 早速頂きました。建物の隣には「ハードロックカフェ」のロゴが入ったグッズなどが売ってありました。
ロンドンらしいピンバッジを購入しこの日はそこそこ満足してホテルへ帰りました。
「ハードロックカフェ」
ここで気がついたのが以外に物価が高いこと。たしかに世界1物価の高い国として挙げられて いるのですがここまで高いとは思いませんでした。お土産も考えて買わないといけないな〜と
つくづく思うのでした。
さて明けて2日目。今日こそストライキは解除してるだろう。と朝からTVニュースを見ますがっ!! まだまだ続いている様子。通勤・通学でイライラしている人々の様子がよくわかりました。道を
見ても車で大渋滞!!やはりこの日も徒歩観光のようです。
ホテルからベイカー・ストリートへは徒歩で約15分。物語の中とはいえ、実際彼宛に手紙を送る 人も少なくないそうです。そんな人物がここに住んでいる(設定)のかぁ〜とキョロキョロしてると
とある所にホームズの横顔が・・・「なんでこんな所にホームズが??」実は昔の「ベイカー・ストリート 221番地b」は現在、銀行・証券会社のビルになっていて、そこの壁に「昔はここだったんですよ〜」と
書いて残っていたのです。それを横目に向かうは「シャーロック・ホームズ博物館」1階はお土産屋さんと 入場料(6£)を払う所。2階から博物館になっていて事務所の様子や事件に関する資料、遺留品、
現場の様子をリアルに再現されてありました。また少し仕掛けなどもあり驚くこと、恐怖のあまり 入れない所などあり、かなり興奮しながら見ていました。中には何体かの蝋人形があるのですが
これがまた怖いほどリアルです。一瞬本当に人がいるのか?と錯覚してしまいます。それもそのはず、 この博物館のすぐ近くに有名な日本人もいるという「マダム・タッソー蝋人形館」があるのです。
蝋人形に関してはすごい腕なんでしょうけど、かなり不気味です。(個人的な意見で・・・)ご興味の ある方はどうぞ足を運んでみてください。
「シャーロックホームズ博物館」
博物館はシャーロキアンにはとても興味深いものですが、そうでもない方にはなんでもない所です。 話のネタに時間があればお立ち寄りください。日本語のパンフレットもあります。
http://www.sherlock-holmes.co.uk
さて、地下鉄などが動かないロンドンで徒歩観光をすることとなった私達はもう1つどうしてもして みたいことがあったのです。それは「アフタヌーン・ティー」を楽しむこと!誰もが1度は憧れますよね〜。
でも物価は高いし、それなりにドレスコードもあったりと制限が厳しいのでかなり悩みましたが、最近は みなさんがご想像していると思われる3段トレイで出てくる所が少なくなってきているのとロンドンでは
コーヒーブームなのもあったので、あきらめて普通にカフェでお茶をすることにしました。味や香りが どうとか詳しいことがよくわかりませんでしたが、ロンドンでカフェというスタイルに自己満足してしまい
ました。もし皆さんが本格的なアフタヌーン・ティーをご希望なら必ずその店のことを事前に調べておいた ほうがいいかもしれません。値段や予約、ドレスコードの有無は必須です。
さてそろそろロンドンを去る準備をしておこうとお土産を買うことになりました。徒歩でウロウロしていると 色々なものが見えてくるもので意外な所にお店を発見したりします。またそこが格安だったりとうれしいこと
だらけ!目をつけたのは1件のアラブ系移民の方がされているお店。コンビニのようでスーパーのようで 文房具屋さんのような分類し難い店でした。また、かなり夜遅くまで開いているらしくとても便利でした。
やはりロンドンといえば、紅茶。これは買って帰ろうと思い、見ているとなかなかかわいい缶に入ったものが たくさん!!ロンドン・バスの形や、クマさんの形、ポストやロンドン名物?の近衛兵連隊の形など色々
ありました。もちろんホームズが印刷されてある缶も発見しました。これらは3£〜15£で買えます。 また風変わりな形のポストカードもたくさんあり、ロンドン塔やビッグベン、クマさんの形や地下鉄マーク
なんかもありました。こちらは35p〜50p程です。あまりかさばらないのに人気のお土産物でした。
「S.ホームズ絵葉書」
文房具などはデザインがおしゃれです。人気だったのは「ピーターラビット」や「くまのプーさん」で、 スーパーなどで手頃な値段で買えます。また便利なのが「ブーツ」と言うお店。オリジナル商品があったり、
ドラッグストアなので簡単な薬なども買えます。
あっと言う間の2泊3日ロンドン滞在。最後の夜だし何かいいものでも食べようかな?なんて思いつつも £の高さに引いてしまい簡単なフィッシュアンドチップスで済ませてしまいました。これも立派な「ロンドン食」
よっ!!と思いながら・・・
3日目は朝早い便(7:30発)だったのでもちろん「ヒースロー・エクスプレス」で6時頃ロンドンを出発しました。
まだまだ見ていない所だらけ!今度はもっとゆっくりとグルッとロンドンを周ってみたいなぁ〜と思いました。 それにストライキのない時に・・・また来ます!!と心に誓って・・・いよいよ次は待ちに待った友達との対面!
ドイツ・ミュンヘンの旅です。
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