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★☆★第17回★☆★
某旅行会社の格安イタリアツアー第6日目
今日は、明朝の日本に向けての出発が早いので実質最終日となりました。
そして唯一の終日自由行動日。 もちろん会社主催のオプショナルツアーがナポリ・ポンペイに催行され、半数 以上の方が参加されますので添乗員はそちらをケアします。
昼食付きで2万円のオプショナルツアーを高いと思いますか?
これを催行させることにより少しでも赤字気味のツアー代金をカバーしようと しているのは事実ですが・・・
でも、ホテルまで専用バスがきて日本語ガイドはついているし何より個人で 行くと電車の待ち時間や治安面での不安が大きく、広大なポンペイ遺跡で
迷子なんていうことにもなりかねませんしね。
と言うわけで、会社からの厳命を受け?忠実な添乗員は頑張ってオプショナル を販売するわけです。 ホテルを8時30分に出発してからバスはローマの渋滞を抜けて「太陽道路」と
呼ばれている高速へ。高速に乗ってしまえば、もうスイスイ!
日本語ガイドはいるし、コースはいつも通りだし、添乗員は人数確認の作業のみ のお気楽な1日になりそうです。
ポンペイに到着してから現地ガイドに会って、さあ観光が始まります。 南イタリアではガイドの規制が厳しくて現地のライセンスを持つガイドのみが
説明をすることを許されています。時折、警官が巡回しているので要注意! なぜなら、日本語ガイドはローマでのライセンスしか持っていないので説明を
していると罰金。もちろん添乗員がやるなんてもってのほか!
経済的に貧しい南部が少しでも地元の人達の収入源を確保する為の政策だそうです。 添乗員は見張り役?で警官が近づくと知らせて、現地ガイドが急に英語の説明を
始めるというチョット滑稽な風景となりますが、お客様には前もって知らせているの で面白がってくれていました。
しかし、夏の遺跡巡りは辛い!!影がほとんどなくて、かつ容赦無い南特有のギラギラ した太陽が照り付けてくるのですから。こんな時は帽子よりも日傘が有効かも?
ようやく観光を終えて、トイレ休憩を兼ねてお決まりのカメオ工場に立ち寄り。
その後、美味しい昼食が待っています。
素材が良いんでしょうか?いつも美味しいイタリア料理ですが南部は特に美味しく 感じられます。シーフードサラダに海の幸のトマトソースパスタと魚にデザート。
今回は出ませんでしたが、私のお気に入りはカプレーゼ。ナポリから船で行く青の洞窟 で有名な島「カプリ」。その地で生まれた料理だとか。水牛のモッツアレラチーズとトマト
にバジル。それにエキストラバージンオイルと塩を好みでかけるという超シンプルな 料理。それだけに素材の持つおいしさが100%引き出されますね。
おいしい昼食でお腹も心も満足したところで、またバスに乗り込みナポリに向かいます。
治安の悪さで名を馳せたナポリですが、最近は観光に力を入れ始め徐々に改善されて いるようです。でも、今回は高台から「ナポリを見て死ね」と絶賛された美しい港の
写真の為だけに降車するだけ。後は全て車窓観光となります。
帰りも一度ドライブインでトイレ休憩後、ローマに戻ります。 何故かそこのドライブインでは必ず生オレンジジュースを飲んでいましたっけ。
絞りたてだから本当にみずみずしくてGOOD!
さあ予定時刻通りホテルに無事到着しました。後の添乗員の仕事は夕食のオプション
を希望されている方のお見送りのみ。 暑さでちょっとバテ気味なので、わたしもホテル周辺のレストランで軽く食事を取り
早々に部屋に引き上げて休む事にしたいと思います。 夜中に電話で起こされない事を祈りながら・・・・ボナ ノッテ!
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