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GRAB DINNER!- 世界の味をニューヨークで




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  • 第1回 東南アジア編
by Rieko Shirakura in New York, 9.2.2001


今回から5回シリーズの新しいコラム、”GRAB DINNER!”がスタートします。これは 口語で友達同士でよく使い、意味は文字どおり”デイナーを食べよう!”ですが、 厳密に使うなら忙しくてゆっくり時間が取れないため、”ちょっと急いでご飯でも食べ ようか”の意味になります。ニューヨークはご存知の通り人種のるつぼで、人も様々 ならそれに伴いレストランもよりどりみどりで世界各国の料理が楽しめます。 このコラムでは5回にわたって地域を変えてレストランをご紹介していきたいと思います。


Saigon Grill (ベトナム料理)
2381 Broadway(87丁目角)
New York,NY 10024


”何か安くて美味しいものが食べたい!” と言った私の言葉を友人のInja(インジャ) は聞き逃さず、”それじゃ安くてすごく美味しいベトナム料理食べに行こう!” と出かけた 場所はアップタウンにある”サイゴン・グリル”というお店。この店は別の友人によれば ”このブロードウェイ近辺で毎晩行列の出来る大変繁盛している唯一の店”らしいので、 それじゃ少し早めに行って、混み出す前に店に入ろうということになりました。

私達がそのレストランについたのは約6時30分頃でしたが、既に中は満席状態。少し 待ってやっと案内された席は二人用の狭いテープルでした。ウエイター達はものすごい スピードでテーブルとテーブルの間を動き回り、料理を運んでいます。私達は何にしようか とゆっくり考える暇もなく、ウェイターに急かされるかのように料理を注文しました。まず アペタイザーでベトナムの春巻きを2種類と、その後でメインのポークのステーキと ライス・ヌードルを頼んでみました。

ベトナム春巻きは親指を少し太くしたぐらいの大きさで、中にえびや豚肉、野菜などが 微塵切りになって入っていてそれを揚げて、熱いうちにちょっと甘目のソースに浸けて レタスに丸めて食べます。一口食べたとたん、”おいし〜い!”と二人とも大喜びです。 その量も結構なボリュームがあり、アペタイザーを食べ終わった時にはなんだか既に お腹が膨れてきていました。ウェイターは私達が最後の春巻きを口にするやいなや あっという間に現れて、食べ終わったお皿を片づけてしまいます。”ここはゆっくり食事 するところじゃないかも” と二人の意見は一致しました。なにしろ、私達が席に案内 されてからしばらくすると、待っているお客はどんどん増えていき、ウェイター達は テーブルを早く回転させるために、どんどん料理を出し、終わったかどうかをお客に ほとんど聞かずにお皿を下げていくのです。私達も出てきた料理をだんだん言葉少なに もくもくと食べはじめました。

メインのポーク料理はウェイターお勧めのXuong Nuongというなんて発音するのか 分からないステーキです。炭火で焼いてレモンのソースをかけて食べるのですが お肉がとても柔らかくてすごく美味しい。ライス・ヌードルは私のお気に入りで、好みに よってチキン、ビーフ、シーフード、そして野菜を入れてくれるのです。私達はメインが 肉なのでヌードルはシーフードを選びました。

これらすべてボリュームがあり二人で食べてもあまるぐらいでした。料金はなんと税込み で24ドル。サービスはいまいちですが、その味の良さと安さでとても満足して帰りました。


Red Garlic (タイ料理)
916 8th Ave.(54と55丁目の間)
New York, NY 10019

日本人の口に合いやすいのはやはりアジア料理じゃないかと思います。油も中華料理は 別として西洋料理のように沢山使っていないし、魚介類や野菜もたくさん食べられるし。 この”レッド・ガーリック”はシーフードが自慢のお店です。こちらは日本人の友人がある時 授業で提出しなくてはいけないペーパーを書くのを手伝ってあげたお礼にと連れていって くれたレストランです。

店の内装は落ち着いた雰囲気で、テーブルには真っ白のテーブルクロスがかけられて、 小さなキャンドルが置かれています。先ほど紹介した”サイゴン・グリル”とはまるで違い ウェイターもサービス満点で笑顔で席に案内してくれ、私達はゆっくりとメニューを眺め 何にするかを決めました。アペタイザーで蒸した春巻き、タイサラダを頼み、メインでは Pla Lad Prigという名前のタイ料理の中ではもっとも有名なマダイの料理とジャンボ・ シュリンプにガーリックソースがかかっているものにしました。メニューの中に”カエルの 足”などというものを発見し、”こんなものは注文したくないね”と友人に言うと、”食べると チキンのようでおいしい”らしいです。

まず蒸し春巻きとタイサラダが運ばれてきました。洋風の大皿ににきれいに盛り付けられ ているためか、ちょっとフランス料理とかイタリア料理の雰囲気です。蒸し春巻きは白い 皮の中に小さ目の帆立とソーセージと野菜が入っていて、甘いピーナツのソースをつけて 食べます。タイサラダはきゅうり、トマト、豆もやし、オニオンの入っているミックスサラダで、 ココナツミルクとピーナツのタイ・ドレッシングをかけて食べます。ウェイターが”料理は どうですか?”と聞きに来て私達は”Everything is great!”(全部美味しいです!)などと 答えてアペタイザーを楽しみました。

これらを食べ終わると一呼吸おいてウェイターがお皿を下げに来て、メインを持ってきていいか を聞いてくれます。(やはりサービスはこうでなくては。)運ばれてきたメイン料理は大きな マダイをフライにしていて、その上にはチリペッパーとガーリック・ソースがかかっています。 それをウェイターは食べやすいようにとざっと身をほぐしてくれます。ジャンボ・シュリンプは マッシュルームとこれにもガーリック・ソースがかけられています。さすがに”レッド・ガーリック” という名前だけあり、料理にはほとんどガーリックが使われているかのようです。マダイは フライにしているので香ばしくてチリペッパーもそれほど辛くありません。注文する時に あまりに辛いと食べられないと言ったせいか、どうやら辛さを加減してくれたようです。えびは ちょっと塩辛いかなと思ったけれど、これが後を引いてもっと食べたいと思わせてくれる味 でした。

値段の方は税込みで46ドルぐらい。料理は美味しく、雰囲気・サービスもGoodでゆっくりと 食事を楽しめたので少し大目にチップをあげてもいいかもしれません。




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