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■添乗員のひとり言■
- ポートランド・オレゴンでのホームステイ体験記(1)
by Hisami Mori, 2.26.2001
添乗員さんって自分のお休みはどうして過ごしているの?
お客様からよく聞かれます。友人もそうですが、懲りもせず海外旅行しているんで
す。この仕事は旅好きでないとやっていけないのかもしれませんね。
そんな理由で私のこの冬の1か月の休暇はアメリカへホームステイでした。
何回かに分けて、このお話をさせて頂きたいと思います。
急に休みを決めたので、行先は知人の紹介があるポートランド・オレゴン。
5日前にE−MAILを送り、3日前にFAXで短期語学学校とホームステイを申し
込むという慌しさ。
もう取るものも取りあえずという感じで機上の人となりました。
ポートランド空港にホストファミリーの出迎えが普通はあるんですが、乗り継ぎ便
(シアトル)がフライトキャンセルの為、急に変更となり、今回はタクシーで向かいます。(私が断りました。)やっと
たどりついたのも束の間いきなりピンチです。というのは、大きな犬が広い庭の中から吠えているではありませんか!
犬は得意ではないのに・・・・
チャイムもないのでタクシーの運転手さんに電話してもらい、家からやっと家族のお
迎えで無事に家の中ヘ入れ、ホッ。
しかし私に休息の時間はありませんでした。次から次へと人が現れ、握手と自己紹介
の繰り返しです。
家族構成は、お父さん・お母さん・ニック19歳(大学生)・マイク16歳・リック15歳・ケリー13歳・スティーブ7歳・トミー2歳そしてドイツ人留学生のアンティア16歳・日本人留
学生タケ17歳おまけにその時ニックのガールフレンドで、ニカラグア人留学生マイラまでいたんです。
私はほとんどパニック状態でした。
事前準備の時間がなかった私が悪いのですが、こんな大家族だとは・・・・
2階の1室に部屋をもらい、荷物をあげて次に私がした事は犬のネシーのご機嫌を取
ること!!
毎日帰る度、吠えられてはたまりません。お母さんの前ではおとなしくて、なかなか
可愛い。なでてやると、うれしそうで良い感じです。私のこと覚えてねと念じつつ、無理して
スキンシップをはかっていました。お陰で翌日の帰宅時は尻尾を振っていました。作戦成功です。その後、何回か餌もあげもうバッチリと思っていると、5日後位に遅く帰ったらすご
く吠えて・・・恩をすぐ忘れる犬でした。おまけに2週間後にはもう1匹真っ黒なケイドーまで増えてしまったんです。
まだ子供なんですが、既に大きく猟犬のようです。1度勝手に私のベッドで寝ていて
びっくり!
そうそう猫のマザー(名前です)もいましたっけ。朝、餌をねだる時だけ擦り寄って
きます。
皆さんホームステイ先を決める時は、余裕を持って、そしてできれば家族構成のみな
らず動物構成まで
確認しましょうね。
次回はそこで過ごしたクリスマスや語学学校について書きたいと思います。
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