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■ニューヨークホットスポット■
by Hironobu Hamada in New York, 8.26.2000
アメリカ大リーグの名門中の名門、ニューヨークヤンキースの
本拠地であるヤンキースタディアムはマンハッタンの北のブロンクス
に位置している。試合があるときは、大勢のニューヨーカーが訪れ、
ほぼ満席状態になる。
名門球団であるため、名選手を多く輩出し、OBではベーブ・ルース
やルー・ゲーリック、ジョー・ディマジオが有名であり、最近では、
ジタ−やオニールが人気選手である。また、日本の伊良部が
昨年まで在籍していたことを覚えている人は多いと思う。
そのようなヤンキースタディアムに私は約2週間ほど前に行ってきた。
ベースボール鑑賞は野茂がメッツでデビューした日以来約2年振りである。
チケットは大抵の場合、当日買うことができ、前売り件を買っていなくても、
”ちょっと今日ヤンキ−スタディアムに行こうか!”といった感じの
”のり”で行くことができる。一般的にニューヨークはその手の”のり”が
多く、映画なんかも前の日から約束していうなくても、”今日どう
する?”、”映画でも行く?”といった感じや、たまたま
前を通りかかってちょっと見ていくといった感じで映画を見ることが
できるのである。
さて、ベースボールの話であるが、本日の対戦相手はシアトル・
マリナーズである。チケットの値段は、外野だと$8、
内野は$15から$40ぐらいの値段である。どのあたりの値段の
チケットを買おうか考えていたところ、ある人が近寄って来て、
話しかけてきた。つまり、彼は”ダフ屋”でチケットを買わないかと
いうのである。アメリカは交渉の国、ちょっと話してみると、彼は
$26のチケットを$20で売るという。これは、おいしいと思ったが、
"Still expensive(まだ高い)"、"I godda buy $15 ticket.($15の
チケットを買うからいいよ)"と言うと、なんと彼はその$26の
チケットを$15で売ると言う。それでそのチケットをゲットすることに
なった。なんとまあ、ついていたわけである。
席は、内野の上段の、なんと一番前の絶好の場所である。アメリカでは、
プロスポーツ開始前には、必ず全員起立して、"America the beautiful"
の演奏と同時に国旗を掲揚する。この日も例外ではなかった。アメリカの
すばらしいところは、この手のマナーは意外と徹底していて、ほぼ
100%の人が起立し、国家の演奏中、スタディアムは静まりかえる。
そして、演奏の終わりと同時にものすごい盛り上がりである。これは、
日本ではちょっとありえないことだと思う。
そんななかベースボールを久しぶりに見たわけだが、やはり何といっても
さすがメジャー、すごい迫力である。こちらは、日本の野球のように、
トランペットを演奏したりするようなことはなく、基本的に投手が
投げるときは、静まりかえる。しかしながら、応援はすごい盛り上がりで、
"Let's go Yankere's."の大合唱である。私は、日本に住んでいた頃甲子園
のタイガース戦に何回か行った経験があるが、それとはまた違った盛り上がり方
であった。
試合の方は、初回にマリナーズが3点を先制し、これで今日は負けかなと
思ったが、すぐに取り戻し、6回が終わった段階で5対5の同点である。
そして、7回の裏についに、ヤンキ−スが勝ち越し、盛り上がりは
ピークに達した。そして、そのままやンキ−スが逃げ切り、
試合は13対6でヤンキ−スの勝利で終わった。
そのようなヤンキ−スタディアムであるが、値段も非常に安く、地理的にも
マンハッタンに近いので、ニューヨークに来た記念にぜひ一度訪れてみましょう。
*行き方
地下鉄B, D or 4 Train, 161st Station
*写真
写真1
写真2
写真3
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