ホーム 留学 インターンシップ トラベル ビジネス 旅行保険
 


New York / New York

New York Trendy

英会話

アメリカ旅行記

掲示板

About J-NewYork



NY情報


Shop In the U.S.A.

GRAB DINNER

Winds from New York

I Love NY

NY in Movies

NAHOのいろいろ話

添乗員のひとり言

私のNY体験記

NYホットスポット

NY食べ歩き

NYライフ

Songs from NYC

USAファッション通信

コロンビア大学留学日記

NY Report

アメリカキャリア情報





ニューヨークホットスポット




Previous Index Next


  • ストリート・フェステイバル
by Rieko Shirakura in New York, 8.5.2001


7月の最後の日曜日の朝、その日私は友達と会う事になっていたのですが 出かける前に天気予報でも見ようと、テレビをつけてNYのニュースチャンネル にしたところ、その日はストリート・フェステイバルがミッド・タウンで行われる という情報を流していました。このストリート・フェステイバルですが、夏になると 割と頻繁にあちこちで行われていて、日本でいういわゆるお祭りの時に出てくる 屋台みたいなものです。友達と会う事になっているとは言っても、特に何をしようと 計画をしていた訳ではなかったので、そのストリート・フェステイバルをのんびり 見てもいいなとその時に思ったのです。

その日曜日はとてもいい天気で、しかも湿気も少なく外を歩くのにはもってこいの さわやかな日でした。セントラル・パークにしばらくいて、おしゃべりをしていた私達は その後ゆっくりと散歩しながらストリート・フェステイバル方面へ向かいました。 その日の場所は7th アベニューの57丁目から47丁目で、その間の車は通行止め になり歩行者天国となります。ちょうどお昼を少し過ぎた時間帯で、お腹も空いて いたので、私達は食べ物の屋台ばかりを重点的にチェックしはじめました。

最初に見つけたのは、”焼きとおもろこし”です。炭火でこんがりと焼く香ばしいにおい につられて”Let’s get it!” (買おう!)と買ってしまいました。こちらではバターを たっぷりと掛けてくれて、塩も好みで振りかけてくれます。焼きたてのとおもろこしは 空腹の私達には美味しさ倍増で、口の周りをバターでべたべたにしながらあっという間に 食べ終わって、さて、次は何を食べようかと他の屋台を見回ります。

次に見つけたのはタイ料理の屋台です。タイの小さ目の春巻き、揚げ餃子、蒸し餃子、 スープやライス・ヌードルをお好みで盛り付けてくれて3ドルです。もちろん単品でも 売ってくれます。私と友達が選んだのは、3ドルのお好みプレートで、ライス・ヌードルと 春巻きと蒸し餃子を入れてもらいました。”タイ料理ってもっと辛いと思ってたけど、 そんなに辛い料理に当たった事ないわ。”と言うと、シンガポール出身の友人は”うん、 こっちではアメリカ風に少し味を変えてるからね。でないと君たちには食べられないよ。” と言われて納得。そこで食べた料理もできたてで、春巻きもカリッと揚がっていてとても おいしい。それを食べ終わった後、やっとお腹が落ち着いてきた私達は雑貨や、民芸品 や食器を売っている屋台を冷やかす事にしました。

”ねえ、あれ知ってる?”と、足を止めたところはネイティブ・アメリカン(インディアンの事) の店でした。そこには夏なのになぜか、毛糸で編んだセーターが沢山売っていたのですが その中で私が指差したものは、
”Dream Catcher” (ドリーム・キャッチャー)と呼ばれる 直径5センチから7センチぐらいの大きさの円形の中にネットが張られ、その円の下には 鳥の羽がいくつかついている飾り物です。そこについている説明書きを読むと、

”枕元につるし、悪い夢を見た時にはネットがその夢を取ってくれ、いい夢を見た夜は次の日もその夢を見れるように、ネットが夢をつかまえていてくれる”

と書かれていました。日本でもこのドリーム・キャッチャーは買えるという事を聞いた事が ありますが、別の意味でとらえられていたような気がします。言葉の意味を直訳して、

”持っていればそれは自分の夢をかなえてくれる”

という意味で売られていたのではないでしょうか。だけど、私としては”いい夢を次の日にも 見せてくれる”というよりも、”持っていたら自分の夢をかなえてくれる”という意味の方が 好きです。

さっき食べたタイ料理のせいか喉が渇いてきた私は、レモネードの屋台で一杯買って飲む ことにし、友人の方はというとまだ食欲があるようで、今度はベトナム系の屋台で大き目の 春巻きを買っていました。その隣にはなんだか見覚えのある食器が売っています。日本の 食器みたい、と思ってよく見てみると何と日本製でした。その店は結構人気があるらしく 人だかりがしています。大皿から小皿まで、様々置いてあり、ついでに箸や御飯茶碗 も売っています。デザイン的にはそれほど洗練されてはいませんでしたが、なんだか 懐かしくて一つ一つ手にとって、買う訳でもないのに見入ってました。友人は”日本製は とてもきれいだね。”と感心していました。

歩きはじめるとまたいいにおいがどこからともなくしてきます。今度のにおいは”チキン・ カバブ”です。これは、串に差したチキンを炭火で焼き、たれをさっと塗ってくれて2ドル で売っています。もしくは、その焼いたチキンを、ピタと呼ばれる円形状のパンに炒めた 野菜と一緒に入れてくれてそれをクルッと巻いてくれてソースを掛けてくれて3ドル50セント です。おいしそうなんだけど、私達は既に満腹で食べられず、見るだけにしておきます。

”そうだ、私もし見つけたらApple Candyが食べたい!” と友人にいうと、”O.K.”と 言ってくれます。このりんご飴は日本にもありますが、こちらのりんごは小さくてしかも 割と酸味が強いため、りんごの上から飴をつけていてもそれほどくどくなく、りんごは シャクシャクと歯ざわりがよくて、一度食べて大好きになってしまったものです。という訳で りんご飴を探したのですが、すべての店を見終わってしまい、とうとう今回は売っている 店はなかったのです。

たまにはこのような屋台を見ながら、いろいろなものを食べるのもわるくありません。 みなさんもNYにきてストリート・フェステイバルを見かけたら、Tryしてみてください。




COPYRIGHT(C) 2000-2009 J-STAR TRAVEL Inc.