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- 第2回 Nike Town(ナイキ・タウン)
Just buy it!
by Rieko Shirakura in New York, 1.27.2002
今回は皆さんもよくご存知のスニーカーのブランド、Nike(ナイキ)の店をご紹介します。
アメリカではおそらく誰もがスニーカーを愛用し、特にこのナイキはよちよち歩きの赤
ちゃんからお年寄りまで幅広いファンがいます。ナイキでは次々と新しいデザインや
色のシューズを発売し、熱烈なファンはニューモデルが出るたびに買い揃えたりもす
るのです。そんな極端な人に、ある時私の友人は出会いました。
私の友人は、ある日マンハッタン内にある彼女の友達のアパートメントを訪ねました。
その入り口にいるドアマンに部屋番号を告げて、中に入ってもいいという許可をも
らった彼女はそのままエレベーターの方へ向かいました。ところがそのドアマンのそば
を通り過ぎようとした時に、”ちょっと待って!!”というドアマンの緊迫した呼びかけに
彼女は立ち止まりました。何か悪いことでもしてしまったんだろうかと、彼女はドキドキ
しながら振り返り、”何ですか?”と恐る恐る言いドアマンの次の言葉を待ちました。
その女性のドアマン(*ドアマンは男性も女性も言い方はおなじです)は、真剣な目を
して、”あなたのそのナイキはどこで買ったの?私、ずっとその色のを探していて、
見つからなかったのよ!!” と興奮しながら言ったのです。そんな質問を予期してい
なかった私の友人はきょとんとしながらこう言ったのです。”これはオレゴンで。。。”
その彼女の言葉を最後まで聞かずに、ドアマンは興奮状態のまま叫ぶように言いま
した。”オレゴンってマンハッタンのどこの店なの!!” 私の友人は少し困って、”オレ
ゴンってお店の名前じゃなくて、オレゴン州のナイキ・タウンで買ったの。” と言うと、
ドアマンはやっと興奮状態から抜けて、”ああ、オレゴン州のこと。。。”と、とてもガッ
カリとした目で友人の履いていたブルーのラインが入ったまだ新しいナイキを未練が
ましく見つめて、”マンハッタンじゃもう見つからないのよね。”と、独り言のようにつぶ
やいていたそうです。
私は友人の出会ったドアマンのようにナイキ・コレクションには興味はありませんが、
ニューヨークに来て夏の間は友達をテニスをするので、ナイキのスニーカーを一足
買いました。ニューヨークにあるナイキ・タウンはミッドタウンのど真ん中にあり、かなり
のスペースにスニーカーを中心として、スポーツウェアから小物までいろいろと取り
揃えられています。スニーカーの値段は安いものは30〜40ドルぐらいで、高いも
のは100ドル以上で色、デザインは様々です。Nikeのロゴのついたショルダー
バッグはいろいろ入りそうで、今度行ったら買いたいと思っています。マンハッタンの
ナイキ・タウンは下記の一件のみです。
Nike Town
6 East 57th Street
New York City
(212)891−6453
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