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■Shop In the U.S.A.■
- 第5回 DYLAND'S CANDY BAR
”May Each Step You Take Be Sweet!”
by Rieko Shirakura in New York, 3.9.2002
アメリカ人は基本的に甘いものが好きな人種である、と私は認識しています。なぜなら、
こちらでは女性のみならず男性も食事の後にはデザートを欠かさないからです。食事も
大量に食べ尽くした後で、よくあんなに半端ではない甘いケーキやアイスクリームを
お腹に入れることが出来るなあ、と呆れます。そのケーキやアイスクリームは、ものに
よっては色とりどりのとても派手なデコレーションがしてあり、あまり食欲をそそられる
ものではないのですが、アメリカ人には受けがいいのでしょう。
ケーキやアイスクリームの他の甘いもので、ストリートを歩いていると時々あるのが
キャンディ・ストアです。アメリカでキャンディというと、スニッカーズやミルキー・バー
のようなチョコレートも”キャンディ・バー”と呼んでいて、一般に甘いお菓子の総称を
キャンディとしています。さて、今回のお店はそんなキャンディ・ストアです。
キャンディ・ストアはニューヨークでもあちこちにあり、実際私の学校の近くにも2軒は
ありましたが、その店は小さなもので、量り売りのチョコレート、ゼリー・ビーンズ、グミ、
ビスケット等がケースに入っていて、自分の好きな分量だけを袋に入れて買うのです。
店には必ずといっていいほど、なぜかぬいぐるみも一緒に売っています。これらの店は
きっとアメリカ中どこでもそれほど違いはないと思います。ですが、DYLAN’S CANDY
BARは最初に行ってみた時にはその店の規模に驚きました。一階と地下のフロアーに
ありとあらゆるキャンデイがあるのです。イースター(復活祭)が近くなっているせいか、
イースター・バニーやイースター・エッグなどの形をしたチョコレートやマシュマロがあり、
ここでもパステルカラーのウサギのぬいぐるみを発見しました。一階ではテーブルと
椅子もおいてあり、その場で自分の買ったものを食べることが出来ます。
地下フロアーへの階段はかわいい作りで、ステップの一段一段にカラフルなキャンデイが
埋め込まれていて、今回のサブ・タイトルに使った言葉がお菓子で書かれているのです。
”May Each Step You Take Be Sweet!” |
(あなたの踏む一歩一歩のステップがSweetでありますように!) |
まるでお菓子の家に来たかのようです。地下フロアーで見つけたのは、PEZやM&Mの
入れ物です。人形の中にお菓子を入れて、一粒ずつ取り出せるしくみです。私は店内を
見回し、すっかり楽しんでいました。買い物をしていたのは女の人ばかりで、観光客たち
も何人かいたようです。読者の皆さんも、もし機会があれば行ってみてはいかがでしょうか。
甘いものは苦手という人も、見て楽しむことが出来るのではないかと思います。
DYLAN’S CANDY BAR
1011 3rd AVE.(60丁目の角)
New York City
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