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  • Englishman In New York / STING                
by Shohei Nomura, 9.10.2000


毎回,ニューヨークにまつわる曲をピックアップして,紹介しているこのコーナー, 前に書いた時はちょっとマイナーどころに走っちゃったんで,今回は超メジャーどこ ろ....STINGの“Englishman In New York”なんていかがでしょうか。そうそ う,あの“Oh, I'm an alien, I'm a legal alien, I'm an Englishman in New York....”ってヤツです。

実はチャートの上ではそんなにヒットしたわけじゃなかったりしますが,レゲエのフ ィーリングも交えたジャジーな演奏に,スティングの哀愁を帯びたヴォーカルが乗る このキラー・チューンは紛れもなく彼の代表作の1つ。さらに,その間を縫うように 泳ぐソプラノ・サックスには,完全にノックアウトされてしまいます。スティングが 本来持っていたイギリスっぽい雰囲気に,確かにニューヨークの,ジャズの香りをブ レンドした,そんな魅力があります。THE POLICEでパンクとレゲエをルーツに持った 音楽をやっていた彼がソロ・アーティストになって,だんだんジャズに傾倒してい く...そして完全に「スティングの音」を確立した時期の作品といえるでしょう。

実はこの曲,彼が70才代前半にしてイギリスからニューヨークに移り住んだ友人のた めに書いた....なんていう本人による説明が,この曲が収録されている 「Nothing Like The Sun」のライナーには書かれています(ちなみにスティングもイ ギリス人ですよ。念のため)。このエピソードを踏まえて,この曲の歌詞に目を通し てみると,改めてこの曲の深さに気づくはず。コーヒーより紅茶が好きで,いつもス テッキを持ち歩いている....なんていう,いわゆるイギリス紳士のステレオ・タ イプを描きつつ,外国で暮らす異邦人の孤独と誇りが滲み出てくる歌詞には,さすが は知性派ロッカー(?)スティング!と唸ってしまいます。エンディングに繰り返さ れる“Be yourself, no matter what they say...”(誰がなんと言おうと,自分自 身であれ)というフレーズがすべてを表しているのかも知れません。

さて,そんなスティングの名曲をそのまんまカヴァーしちゃったのが,SHINEHEADの “Jamaican In New York”。原曲には忠実に,イギリス人の特徴を表す歌詞をジャメ イカンな表現に変えてカヴァーしています。まー,ある意味,反則技っぽくはありま すが,王道のカヴァーってレゲエの世界では常套手段なので,ご了承の程を。それ に,「Jamaican In New York〜」っていう歌詞のハマリ具合は,何度聴いてもニヤッ としてしまうほど絶妙!典型的なレゲエのリズムは使っていないものの,ラガマフィ ンも入ったサウンドの脳天気さ加減に哀愁のメロディがバッチリハマっていて,これ また強力な仕上がり。歌詞の内容も含めてスティング・ヴァージョンと聴き比べてみ ると面白いですよ。





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