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■Winds from New York■
by Junko Kitahama, 5.27.2001
読者の皆様の中には留学を希望する方も多いと思う。
考えてはいるけれど実行には移せない…今日はそういう方のために
たった一週間でもいいから、異文化体験することをお勧めしよう。
大手旅行代理店でツアーを企画していた私はふと上っ面だけを見る
パックツアーに疑問を感じ、どんなに短期でもいいそこに暮らす人々
と関ることのできるような旅は創れないだろうかと思い始めた。そこで
自分が過去に大変居心地の良い場所と感じたところでホームステイ
しアメリカの日常生活を垣間見ることのできるツアーを企画してみた。
オレゴン州ポートランドにあるPSU(州立大学)に交渉し特別プログラム
をつくってもらうことにも成功し、一般募集すると20名もの参加者があった。
企画者の私自身が添乗する形で10日間という短い期間だったが参加者
は全員ドミトリーから毎朝歩いてキャンパスに通い、授業はすべて英語で
行われた。ランチタイムは現地の学生達同様あちこちのカフェで過し午後
は小グループに分かれ課外授業でタウンウオッチングに出かける…そして
もちろん週末はホームステイへ。
このツアーで面白かったのは参加者が21歳から最年長は73歳という広い
年齢層だったこと。週末の3日間をホストファミリーと共に過した彼らは憧れ
のアメリカン・ライフを体験できた喜びと反面カルチャーショックもあり反応も
様々だったが最終的にアンケートをみると、各々がこの異文化体験を貴重な
経験として自分が今から前向きな生き方をしよう!と思うようになったことが
はっきりと書かれていたのには我ながら感動した。
いまだにホストファミリーとe-mailの交換をしている60代の女性、自動車整
備工の技術を持ちながらリストラに遭ったという30代の青年は、英語を勉強
してアメリカで就職すると言っていた。ホストファミリーのパパがトラック業界で
働く人だったので色んな情報を得ることが出来たと喜んでいた。最年少の女性
は働きながらダンスやお芝居の勉強をしているそうで、やはり語学力をつけて
ブロードウエイ・ミュージカルを目指して留学したいと意欲に燃えていた。
「思うだけじゃだめ!行動しよう!」というのが私のモットー。このツアーはちょ
っと珍しいかもしれないが、一人でも異文化体験できるチャンスはいくらでも
あると思う。自分のアンテナをしっかり張っていると情報はちゃんと入って来る
もの。たとえばこの「NY Trendy」も然り。URL http://www.j-newyork.com/
を読んでみよう。何かあなたの為になる情報が見つかるかも…Let’s try !
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