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■Winds from New York■
- 楽しかった！「Weekends home staying」
by Junko Kitahama, 6.10.2001
自分で企画したホームステイを含んだ英語研修ツアーの添乗をしたときのこと。
出発直前に体調を崩し参加をキャンセルしたクライアントがホームステイする
はずだった家庭から、
「新居に引越しして今回のゲストのためにベッドまで新しくして楽しみに待ってい
た…」
と聞かされた現地スタッフは私にそこへ行ってもらえないかと言ってきた。
参加者がホームステイしている3日間は市立図書館で資料を集めたり自分の時間を
持ちダウンタウンでちょっぴりショッピングも楽しみたかった私は一瞬考えたが、
一人暮らしの60歳の女性宅…という事で楽しみにしていただいてたなら申し訳ない
と行かせてもらうことにした。
金曜の午後1８名のツアー参加者全員が各々のホストファミリーと一緒にドミトリー
を後にした頃、サンディが私を迎えに来てくれた。60歳…とは思えないほど若々しい
姿にびっくりしながら
「Nice to meet you ! I am…」
とありきたりの自己紹介をしてサンディの車で家に向かった。
ダウンタウンから20分ほどで彼女の真新しい、コンドウスタイルの家に到着。コンド
ウとはコンドミニアムの略。集合住宅だが広い敷地に一戸づつが独立して建ちその
ほぼ中心にプールやアスレティックジム完備の管理棟に当たる建物があった。
コンドウのエントランスや家の周囲は手入れの行き届いたガーデンがあり威圧感
のない2階建て（中に入ってみると中2階のある、3階建て形式だった）の各家の窓
には様々に素敵なテキスタイルブラインドやカーテンが掛かっている。サンディの
家に入るとすぐ愛犬のラッキーが飛びついてきた。14歳の彼は白内障で目がほと
んど見えず臭いだけで私を確認し、歓迎の「顔なめ」をしてくれた。
サンディが案内してくれたゲストルームには新しいソファベッドがあり以前ホーム
ステイに訪れた人たちが残してくれたお土産の品々がチェストの上に飾られている。
2週間前に引っ越したばかりという家は白を基調に淡いグリーン系の壁紙とカーペッ
トでまとめられ、家具は明るい木調や白でまとめられ彼女のセンスのよさを物語ってい
た。少し傾斜のある地形に建てられた家は入り口が２階になりリビング・ダイニングと
キッチン。スキップフロアを降りると１階がベッドームとバスルーム。リビングから階段を
上がると中２階はでかいTVとピアノのあるくつろぎのフロア。
おいしい紅茶とチョコレートの入ったボウルを勧めながら、彼女はこう言った。
「明日は私の誕生日なの。姉の家族が一緒にお祝いしてくれるっていうから
Junkoも一緒にイタリアン・レストランに行きましょうね！」
「ワォ！知らなかったわ。おめでとう！喜んでご一緒します」
と答え、私の仕事のことを話たりサンディが元女優で、今もＴＶ局でCMやCFのディレ
クターをしているってことを聞き、彼女が若々しくてきれいなわけを知った。
その日の夜はサンディお気に入りの小さなチャイニーズレストランで食事をした。
彼女は私に
「週末は何がしたい？」
と聞いてくれたので
「少しショッピングと図書館に行きたいの」
と正直に話した。
「O.K.明日は大きなショッピングモールとアウトレットに行き、帰りに１時間ほど図
書館に行きましょう！私も雑誌に目を通したいから」
と言ってくれた。
アメリカの図書館は日本のと大きく違うのでまた次回ご紹介しましょう。
家に帰り、ゲストルームのバスをユックリと使い新しいベットでぐっすりと休んだ。
たとえメインベッドルームとゲストルームが一つの家でもさすがアメリカ！其々に
専用のバスルーム付いているのはすばらしい。
話が長くなりそうなので、この続きは次号で…
読者の皆さんもこんなホームステイ経験してみたくないですか？？
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