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■Winds from New York■
- ***ウッドベリィ・コモン・プレミアム・アウトレット***
by Junko Kitahama, 9.2.2001
マンハッタンから北へ車でおよそ1時間半、セントラルバレイにあるアウトレット、
ウッドベリ・コモンには約160店ものショップがある。ヨーロッパで有名なイタリア
とスイス国境に近いフォックスタウン・アウトレットでも、このウッドベリ・コモンには
かなわない程、品揃えはやはり世界No.1と言ってよい。
最近では多くのNY情報誌に詳しいアウトレット情報が掲載されているので、事前に
どこのショップで買物をしたいか、充分に検討しておくことが大事。事前にショップの
配置マップが入手できなかった人はまずインフォメーション・センターに行こう。
インターネットからもアウトレット最新情報が得られるので有効利用すること。
http://www.premiumoutlets.com/outlets/outlet.asp?id=7
個人でレンタカーを借りていく場合は別として、マンハッタンから定期バスを使った
場合は限られた時間内に行きたいショップを有効に回るため、後戻りしないよう
まず進むコースを決めよう。ランチタイムはマックやチャイニーズなど簡単な食事
の取れるパビリオンを通過するようにすると、歩き疲れた足を休めるのにもいい。
アウトレットで賢いお買い物をするには、まずダウンタウンのショップなどに現在
置いてある品物を探すのは時間の無駄…かも知れない。もともとアウトレットと
いうのはシーズンはずれの商品や、デザイナーが試作したが市場に出なかった
アイテム、B級品を含む大量生産したものなどが中心となっている。
こう言ってしまうと、「えー!じゃあ、いいものはないの?」ということになるが
そうではない。例えばGucci、ワンシーズン前の型、あるいはすでに店頭から
姿を消している型の靴やバックが40%offで売られていたり、もと1万2千ドル
(約100万円)のファー付きレザーコートが3千ドル(約25万円)で売られている
こともある。
アメリカンブランドのコーチも、日本では売られていなかった色使いのバックや
小物が見つかるし、値段も30〜50%安い。ジョーンズNYも現地ブランドで日本
にはあまり入荷していないが素材は上質だ。化粧品については、ディオール
やエスティーローダーで古いもの…ではなく、廃番になって間もないものが
見つかったり、通常売られているリップスティックが1本10ドルで、一人2本まで
なら買える。(店員により1本だけ!という人もいた)
ラルフ・ローレンはさすがに品揃えが豊富。ここでは通常見かける商品なら
15〜20%、ボタンダウンやTシャツの背中に付いているタグにハサミの入った
ものなら50%〜65%引きになっている。また可愛いマスコット・ベア−は日本で
はとても高価な値段だがここでは25ドル程度なので、ラルフ・ファンのお土産
にピッタリかも!
DKNYも下着からスーツやニットまでアイテムは多い。前回行った時、私は
Final-saleのワゴンの中から、ファスナーが壊れているジーンズ(78→8ドル)
と編み目がほつれているニット(190→25ドル)など見つけて狂喜して買った。
日本に帰って、「お直し屋さん」に持って行きジーンズは1800円で、セーター
は自分でうまく繕って直し愛用している。なんか得した気分にならなければ
アウトレットに行った甲斐がないもの…。
これからアウトレットに行ってみようと思っている人は、「掘り出し物を探す」
気持ちで行けば結構楽しめる。日頃からクオリティーを見極める目も養って
おくことが大切かも知れない。
ウエッジウッド、ミサカ、ロイヤルドルトンなど食器のお店も時間があれば
覗いてみると楽しい。ランチを取るためパビリオンに行った人は同じ館内に
あるキッチン用品、ペーパーやリボンの専門店も覗いてみると面白いものや
可愛いお土産が見つかるかも!ちなみに私が見つけたお土産は、タバコに
触ると「ゴホゴホッ(咳をした後)No smorking please!」と言ったり、PCの形を
したものはキーボードを押すと「音楽入りでYou gotta mail !」と言うし、Faxは
受話器部分を押すと本物と同じ受信音がするマグネット。各々$3.98は安い
と思わない?!
ユックリと時間を掛けてお買い物をしたい人は、近くにネットで予約可能の
ホテルもあるので利用すれば丸2日間アウトレットに浸れる。買い物しすぎ
てトランクまで買う必要がある人は、航空会社によって重量制限が厳しい
場合があるので要注意。別送品にして高い送料を払のならせっかく安く買
った意味がないしね。
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