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■Winds from New York■
by Junko Kitahama, 8.26.2000
=アメリカ人はチキンがお好き!?=
New York在住20年という夫妻に気楽なポットラックディナ−に招かれ郊外のお宅に
お邪魔しました。ご主人はアメリカ人、奥様は日本人で21歳の長女はU-PENN在学
中、長男と次女は高校生です。この日はご夫妻の友人とその子供達も集まり,それ
ぞれ一皿ずつ持ち寄った(これをポットラックという)お料理がテーブルにいっぱい
乗っています。私はキチネット付きのホテル住まいだったのでオーブンなしでできる
グレープフルーツゼリーを用意しました。一個のGFを縦半分に切り中味をくり抜き
絞ったジュースと市販のGFジュースに砂糖少々加えアガー(常温でも固まる優れも
の。アメリカのスーパーで売っています。)を入れくり抜いた皮の器に流し込みま
す。このまま冷やして持参しパーティーの人数を見て1/4〜1/2等分すれば一個の
GFで4人〜8人分まで融通が利くので便利です。訪問したお宅の庭にミントがあれ
ばいただいて飾ります。
NYに限らずカリフォルニアやオレゴンでもポットラックパーティーを経験しています
が,とにかくアメリカ人はお料理を楽しむというよりも集まっておしゃべりを楽しみ
ます。従って持って行くお料理にはあまりこだわりません。招いた家の主婦はたい
ていメインディッシュとサラダをたっぷり用意し(メインが買ってきたフライドチキ
ンだったりもする)デザートが手作りだったりしたら”ヒュ−!ヒュ−!”って感じで
す。
今回ミセス・ミッチェルが用意してくれたメインディッシュはお客様に大好評!子供
達も大好物らしくさっさと自分の皿に山盛りとりわけ,飲み物をもって他の子供達
と自室に入ってしまいました。大人たちもその香ばしい匂いと見事な照りに魅せら
れ、どんどん手づかみで食べ始めました。みんなうまく骨までしゃぶって・・・私も
負けずにかじり付くと、口の中になんとも不思議なインターカルチュラルな味と
でも表現したくなる美味さが広がりました。どんなお料理かというと・・・
コーニッシュ・ゲームヘン(オーガニックのえさで育てられた小ぶりな鶏で脂肪が
少ない。内臓などきれいに取り除かれ冷凍パックで売っている場合が多い。
一羽4〜5ドルくらい)を縦横1/2にカット。(つまり一羽を4分割にする)
一人前2ピースあればいいでしょう。ゲームヘン4羽に対ししょうゆカップ1、
ガーリック3〜4片(すりおろし)、フレッシュ・ローズマリー一握り(枝から葉だ
け取り荒く刻む)をボールに入れ、鶏を漬け込む。(最低5、6時間。時々かき
混ぜます)あとは皮を上にして網に乗せオーブン(320゜F)で30分ほど焼きます。
オイルは一切使わず鶏肉内の脂としょう油だけできれいな照りがでて、それは
それは美味しそうに焼きあがります! 漬け込むところまでやっておき、持参し
てから焼くことも出来るので便利です。
ほかに生野菜サラダのドレッシング・・・
レモン絞り汁2個分、オリーブオイル(エキストラ・バージン)レモン汁の2〜3
倍、塩、コショウ,粒マスタード大さじ1〜2、好みでガーリックすりおろし少々。
酸っぱいのがお好きな方はオイルで調整してください。塩はちょっと多目が
美味しいようです。レモンの変わりに赤or白のワインビネガーでも可。私は
隠し味に砂糖を一つまみ。こうすると口当たりがまろやかに・・・冷蔵庫で
一ヶ月程持ちます。
次回は食べ物の話のつづきです。NYでは世界中のお料理が食べられる!と
いっても決して過言ではない・・・と思うほどいろんなお店があります。私がご紹
介するのは独断と偏見でお気に入りと称しているところですが、すべてお味の
ほうは保証します!
See you soon
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