■Joy of Journey■
☆★☆ミラノの中心ドゥオモとギャレリア周辺☆★☆
by Junko Kitahama, 07.22.2003
ミラノの中心に建つイタリア最大のゴシック建築ドゥオモ(DUOMO)。完成までに500年
近くを要しファザード(正面)建築はナポレオンが推進したといわれています。残念ながら 現在は周辺も含め修復工事中ですが、屋上にはエレベーターで上がることが出来ます。
確か¥1500ほどの料金が必要でしたが、ドゥオモの内部から屋根へと上がり、そこから ミラノ市内がパノラマ状態で見渡せるので絶対に値打ちはあります。パック・ツアーのほ
とんどは観光バスの中から眺めるだけですが、もし自由時間があればお買い物ばかりに走らず、是非行って見ましょう。ただし工事の都合で屋上に行けない時期もあるらしいので事前にチェックが必要です。
ドゥオモと呼ばれるものは数々あれど、屋根に上がってあちこち歩き廻ったり、真中の 高い所に座り込んでミラノ市内の景色を眺める…
実際に尖塔に触れたり、屋上に出る途中の通路にある窓から教会内部を覗いてみる…など、世界中でもこんな体験のできる
ドゥオモはここだけ!ではないでしょうか。
また、このドゥオモを違った視点で眺められて その上「お茶」や「食事」もできる!という絶好に場所があります。
ドゥオモの正面真前に位置するラ・リナシェンテというデパートの最上階にあるレストラ ン 「ビストロ・ドゥオモ」は窓から天井までガラス張りになっているダイニングルームです。
もちろんいつも観光客で賑わっていますが、日本人の姿はあまり見かけませんでした。 満席でも回転が結構早く、窓側とか、壁側とか…席選びををしなければ10分程で座れます。注文は英語でもOKでした。簡単な日本語メニューもあったと思います。
食事をしながらガラス窓越しに眺めるドゥオモもまた格別、これも是非お試しください! 他のお店は日曜日ほとんどお休みですがここはなんと、年中無休のようです。地階は食料品、イタリアングッズも豊富にあり、
お土産探しも簡単に出来ます。
(ドゥオモの屋上に向かう通路にて) (ヴットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア)
続いてご紹介するのはドゥオモから歩いて1分ほどの ヴィクトリア・エマヌエーレ2世のガッレリア。
19世紀末に造られたアーケードで世界一美しいといわれています。
鉄とガラスで造られたドーム状のアーケードはアールヌーボー様式で幾何学的な天井 が見事です。K君がプラダ本店でリサーチに夢中(?)になっている間、私は近くのオープンカフェでのんびり絵葉書を書いたりして待っていました。30分ほどして大きな
紙袋を手にK君が戻ってきて席に座り冷たい飲み物を注文した後、隣に座ってい 紳士がなにやら話し掛けてきて…私はイタリア語はまったくわからずで、しばらくK君と話していたかと思うと急に「ノー、ノー!」とK君が真赤な顔をして言い出すので「いっ
たい どうしたの?」と聞くと「Junkoさんが僕のワイフかって聞くんだよ、この人!」と憤慨 して いるのでした。「エッ?!」と私もこれにはどう対処してよいやら…。ぺタジーニの例も
あるので。(笑)
とにかくそれ以後しばらくK君は私と距離を置いて歩くようになりました。
さて、次回はすばらしい宗教画がいっぱい詰まった「ブレア美術館」をご紹介します。
ホテルのフロントマンに聞いて行ったリストランテでの私の勇気ある(?!)行動も。
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