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    〜 第5回 マレー料理に舌鼓 〜 マレー料理編
                        
    by KAORI KIKUCHI , 04.21.2003

アジアには数多くのおいしい食べものがありますよね。日本でも「アジア料理」が脚光を 浴びていますが、マレーシア料理を知っている人って思った以上に少ないんじゃないかと 思います。日本国内でレストランを探してもなかなか見つからないし・・・ そこで今日は、食いしん坊の私がはまってしまった「マレーシアの食」をご紹介します。 今回はマレー料理です。

アジア料理と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 私が一番に思いつくことは、 「屋台」です! ちゃんと食器とか洗ってるのかってくらい、きったならしい店構え。 でもそんな所が穴場で結構おいしかったりするんですよね。 マレー料理を語るとき、屋台なしでは始まりません!

マレーシアでは最近、衛生上の問題から数店の屋台を1か所にまとめてフードコートとして 集まっているところが多くなってきましたが、私がマレーシアに住んでいた頃は、まだまだ 路上に屋台がひしめきあっていました。リヤカーの上に調理器具をセットして、その上に 夏の海辺で見かけるカラフルなビーチパラソルを広げた店構え。これが、マレーシア流屋台の 基本です。屋台の前には簡単なテーブルといすが用意されていて、そこでも食べられる ようになっています。中には、4、5時間と居座る常連もいるとか。 でも、マレーシアでは「お持ちかえりの文化」が強く根付いているので、おおかたの人は お持ちかえりをします。汁物であれ、ごはんものであれ、なんでももって帰ります。 ごはんものの場合、どういう風にもって帰るのかはなんとか想像できると思いますが、 汁物をどうやって?って思った人いるんじゃないでしょうか。これが、結構びっくりで、 さすがマレーシアだわって感じです。学校給食を残したとき使うビニールの袋ありますよね? あれにスープを入れて、袋の口部分をビニールのひもでくくっておしまい。麺は別の 容器に入れてくれます。これで家まで持って帰る間に麺がのびてしまうって心配は ないってわけです。こぼれるってことは考えないんでしょうかね〜。なんともおおらかな マレーシア人だこと。

日本でレストランに行って、料理を残しても、「すいません。持ち帰りたいので容器もらえますか?」 ってなかなかはずかしくて言えないですよね。でも、マレーシアでは反対。お店の人からお伺いを たててくれます。「take-away?」(持って帰るか?)と聞かれたのに、「No」とでも言ったものなら、 お店の人のつめた〜い視線が飛んできます。「残すの?もったいない。」そう思われているに 違いありません。マレーシアに住んで、マレーシア人化した私は、日本で食べ残すとつい容器が もらいたくなってしまいます。マレーシア人はほんとに外食(お持ち帰りも含めて)が好きです。 日本では、”外食”=”家庭での料理を怠っている” みたいなイメージがあるかもしれませんが、 安くて、手間がかからず、おいしく食べれる外食を頻繁にする気持ち、納得です。

ここで、マレーシアに行ってフードコート(集団屋台)で困らないために注文の仕方をちょっと お教えしましょう!

まず・・・

1.テーブル、いすは全店共通なのでどこに座ってもいい。             
2.気に入ったメニューを探し、そのお店に行って注文。               
3.「TAKE-AWAY?」か「HERE?」と聞かれる。                      
   *お持ち帰りかここで食べるかってことですね。普通、アメリカ
    なんかに行くと「Here or To Go?」って聞かれるんですが、
    この聞き方がマレーシア流です。
    これに慣らされていた私ははじめてアメリカに行って
    「To Go?」って聞かれた時は、戸惑いましたよ。
4.どこに座ってるのか?と聞かれるので場所を説明する。             
   *どんなに混んでいても、どんなに遠くに座っていても、
    必ず料理が届くからすごい!お店の人は「赤い服の太った
    オヤジ」みたいに、瞬時に特徴を覚えるみたいです。
    私はどういう風に覚えられていたのか、ちょっと興味津々。
5.代金は、料理がテーブルに運ばれてきたら精算します。
   *なかには注文を紙に書かないで、食後に精算するところも
    あります。 お店の人がもちろん全部の注文内容を覚えている
    はずがないので、そんな場合は自己申告。マレーシア人は
    誠実で正直なのであまり問題はないみたいです。

屋台食が大好きだった私ですが、いつも注文するときに一苦労してました。 混雑するお昼どきなんかは、屋台の周りに人だかりができます。 日本みたいに屋台の前に列をつくる人はなく、注文は屋台の店主と目があった人順。 マレー語があまりできない私はいつも注文するまでの間オタオタするばかりです。 私の後から来た人たちは、どんどん注文していくのに、私の番はなかなかまわってきません。 店主もかなりつんけんどの人が多く、自分から突っ込んでいかないと相手にしてもらえない状況 でした。店主に邪険に扱われながらでも、おいしいものが食べたいが一心で屋台に通っていました。

次に、屋台での注文の仕方がわかったところで、私のオススメマレー料理をご紹介!

★「経済飯」                                           
・ナシ・チャンプルーと呼ばれるもので、多民族国家マレーシアを象徴するような料理。
・10種類くらいのおかずの中から好きなものを選んで、ごはんにのせて食べます。
・いろいろなものが安く食べれ、「エコノミー」なので「経済飯」と呼ばれているとか。
・ごはんとおかずをくちゃくちゃに混ぜて食べるのが”通”らしい。        
・初心者や旅行者は、おかずを手当たり次第のせるので、精算するときに目を丸くされるとか。

★「ナシレマッ」
・ココナッツごはん+おかずでまぜまぜごはん RM3.00(約90円)で
 おなかいっぱいに食べれます。                            
・おかずは、スパイスをふんだんに使い煮込んだ魚やチキン、
 酢漬けの野菜、ゆで卵、きゅうりの輪切り、サンバルと呼ばれる
 小魚の塩辛い干物、それにピーナッツをのせて完成。
 ココナッツごはんに、ピーナッツって思うかも しれませんが、
 
これが結構合うのです。                
・超コッテリごはんなのに、マレーシア人はこれを朝食に食べるというか
 らビックリです!もちろん昼間に食べることもできますよ。    
          

◇おまけ◇ 「アイス・カチャン」というマレーシアのデザートがあります。日本でいうかき氷です。 まず、器の底にはゆであずき、とうもろこし(コーン)、ローストピーナッツ、くだもの、後えたいの 知れないものが入っています。そのうえに、削った氷を山盛りにして、赤や青、緑などいろいろな シロップをかけ、最後にココナッツミルクをかけて完成です。思った以上に普通の味でしたが、 どうしてかき氷なのにコーンが入っているんだろう?という、疑問が残りました。一年中常夏の マレーシア。一度はためしてみてください。でも、免疫がついていない旅行者の人は要注意! 氷は水道水からつくられているので、もしかしたらお腹をこわすかも?!勇気のある人はぜひ どうぞお試しあれ。

最後にマレーシア人の第一歩として、ぜひやってもらいたいことがあります。 それは、手でご飯を食べることです。マレーシア人の生の生活を肌で感じてみてください。 マレー系マレーシア人は「手食の文化」です。今では、フォークとスプーン(フォークとナイフじゃない ところが不思議でしょ。)で食べる人が増えてきていますが、まだまだ手でご飯を食べている人は 多くいます。親指と人差し指と中指で、ごはんをギュッとつかんで、口元に運びます。 これがなかなか難しくてごはんがボロボロと落ちてしまうんですよ。 5本の指ですばやくごはんを集め、ギュッと固めて、勢いよく口に運ぶのがポイントだそうです。 必ず右手で食べてくださいね!間違っても左手で食べないように!!

次回は中国料理、インド料理についてのお話です。 お楽しみに!

 

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