■SERENDIPITY■
by Rieko Shirakura, 06.16.2002
Seinfeldでは、メインキャラクター達が付き合っているガールフレンドやボーイ フレンドがよく話題になります。番組が9年も続いていたということなので、
その間に主人公達が様々な人と付き合っていたらしきことが分かります。彼らは 実に様々な特徴があったり変な癖を持っていたりで、よくこんなにおもしろい
人物設定にするものだと感心します。今回のエピソードでは、ジョージがモデル と付き合っているという設定でした。
ジョージはクレイマーと道で立ち話をしていた時、ちょうど持っていた新聞に付き合っているモデルのガールフレンドが載っていたのでクレイマーに見せて
いました。
Kramer: She's a slim gal.
(スリムな彼女だな。)
George: Yeah, the amazing thing
is she eats like there's no
tomorrow. I've never seen appetite like this,
deserts,
everything. I don't know how she does it.
(ああ、驚きなのは彼女はまるで明日がないかのように食べる
んだ。 あんな食欲は見たことないよ。デザートとか全部ね。
どうやって食べれるんだか。)
Kramer: Maybe she is bulimic.
(大量に食べてあとで吐いているのかも。)
George: Kramer, she is a model.
(クレイマー、彼女はモデルだよ。)
Kramer: Exactly.
(そのとおり。)
George: I have noticed she
does tend to go to the bathroom
right after we finish eating.
(たしかに、毎回食事が終わったとたんにトイレに行っていた
な。。)
ジョージは自分の彼女が本当にそんな事をしているのかは半信半疑でしたが、 二人で食事をした後確認してみると本当にクレイマーの言った通りだったこと
が分かるのです。その後すぐにジョージはジェリーのアパートメントへ行き こんな風に報告するのです。
George: Well, I heard a noise.
(ああ、音を聞いちゃったよ。)
Jerry: What noise?
(何の音を?)
George: You know... blahh..from
the bathroom.
(分かるだろ、トイレからさ、ゲーッという音。)
Jerry: You think she was
refunding?
(じゃ、彼女はもどしてたってこと?)
George: Everytime we go out
to eat, she's running for the
bathroom.
(毎回食事に出るたびに彼女はトイレに駆け込むんだよ。)
Elaine: So you are concerned?
(じゃ、彼女のこと心配なのね?)
George: Elaine, of course I'm
concerned.
I'm paying for those meals!
(エレイン、もちろん心配だよ。俺が食事代を払ってるんだか
ら!)
全くジョージときたら、彼女の身体を心配するのではなく自分のお金がまるでどぶに 捨てられるようなことに腹を立てているのです。
ここで会話を振り返ってみて、ジェリーの使ったRefundingという言葉に注目です。この
Refundという単語はよく使われますが、通常物を買った時、その品物が気に入らな かったりの理由で店に返品する時に使われます。ジェリーはThrow
Up(吐く)という 言葉の代わりに、ちょっとユーモアと皮肉をこめてこの単語を使っているのをみて
面白いなと思いました。そんなふうに英語の単語を自由自在に使ってみたいですね。
Take it easy and I'll see you
around!
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