■TRAVEL TIPS■
某旅行会社の格安イタリアツアー第２日目の夜
ツアー２日目の宿はベニス近郊とパンフレットに記載の通りベニスの対岸にあたる メストレという街になりました。本当はベニス本島に泊まりたいところですが、限られた面積の
ベニスでは島内のホテルは狭い割には値段が高く大型ツアー向きのホテルはあまり多く ないのが現状。安いツアーではなおさら無理というものですね。
まあ、メストレならりベルタ橋という堤道を通るとすぐですし文句は言えません。
回はベローナからの道も空いていて夕方５時３０分に到着できました。 ２日目ということで皆さんも慣れた感じでホテルに入りロビーで添乗員のチェックインを
待ってくれています。しかし、ここで添乗員は気を抜いてはいけません！ 私の友人であるＹ君のツアーでメストレ駅前のホテルにスーツケースを降ろしている
ほんの一瞬のスキをつかれスーツケースをひとつ盗まれてしまったのです！ ドライバーとホテルのポーターに任せていたのですが、責任はやはり添乗員という
ことになってしまうのは同業者として辛い・・・・ だってホテルのチェックインも迅速にしなければお客様を待たせてしまうし、一体どうしろ
というのでしょうか。もちろん、会社はまず荷物の安全を確保してからロビーに入れとは いいますが・・・身体がふたつ欲しい！！
皆さんに鍵を渡し夕食と明日の予定や注意事項を連絡した後も添乗員は大忙し。 ポーターを手伝って荷物の部屋番号を記入し、しばらくロビーで待機。
部屋の不都合を言ってくる人がいるかも知れない為です。 その後、各部屋チェックをしたりレストランにメニューと席の確認に出掛けたり。
まだまだ休めそうにありません。
そうそう今晩の夕食は７時からホテル内レストランにて始まります。 メニューはミネストローネスープ・チキン・ケーキの３コース。既にイタリアの昼食を
経験されているので、なんとなく勝手もわかってきたようですね。 添乗員がバスの中で飲物の簡単イタリア語を教えるのは自分自身で注文ができるように
してほしいから。いえいえ、決して楽がしたい一心でするのではありません。 お客様だってその方が楽しいに決まっていますよね。片言の外国語、それもイタリア語が
話せて、通じるのですから。これぞ添乗員にとっても、お客にとっても良いという点で 一石二鳥ではないかと自負していました！？
夕食では添乗員もワインを頂いてもいいというか自由なのでワイン好きの私としては これがイタリア添乗の楽しみのひとつでもありました。ヨーロッパのなかでハウスワインが
安くておいしいのはイタリアが一番ではないかと思っています。なにしろ、水より、コーラ よりも安いのですから・・しかし、旅行者とは裏腹にイタリア本国としてのワイン消費量は
減り、逆にミネラルウォーターの需要は増えているとか・・・ ある新聞によると１９７０年のワイン消費は一人平均年１３０Ｌから２０００年には５５Ｌに、
ミネラルウォーターは１３３Ｌになったとか・・・・ まあ、そんなことはさておき観光客の私達はおいしくて安いワインを楽しみましょう！
やっと、ゆっくりと食事を楽しめる余裕もできほっとするひと時なのですから。
明日はバスでベニスの玄関口のローマ広場まで行きチャーター船（水上タクシー）に 乗り換えてサンマルコ広場に向かいます。
橋を渡りアドリア海の彼方にベニスの街が見える瞬間がたまらなく好きですね。 さて、うまく船のアシスタントと会えるでしょうか？
３日目の観光も良いお天気に恵まれそうです。ではこの続きは次回にしましょうか。
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