■TRAVEL TIPS■
某旅行会社の格安イタリアツアー第３日目
ベニスの観光を無事に終えて、バスは一路フィレンツェへ向かっています。フェラーラ（フェラーリ）やボローニャ等の聞きなじみのある名前の街を通りながら高速道路での移動です。
途中のトイレ休憩は日本のサービスエリアにあたるAUTOGRILLに止まりました。 ベニスで歩き疲れた為か喉が乾いたので、バールで何か飲みましょう。
まず、レジで注文品のお金を支払い、そのレシートを持ってバーカウンターに 行ってレシートを渡すと注文品が出てくる仕組み。
今日は喉が乾いていたのでスプレムータを注文。イタリアの生オレンジジュースで す。その場でオレンジを絞ってくれるので新鮮そのもの。
美味しくて安いので、私のお勧めです！
漸くフィレンツエの街中にバスは入ってきました。
今日は夕食まで時間の余裕が少しあるので、ホテルに入る前に1ヶ所だけ観光に向かいましょうか。
高台に位置するミケランジェロ広場。中央にはミケランジェロ作のダビデ像のレプリカがあり、バスはその後姿を見ながら駐車場に到着。つまりダビデ像のお尻をゆっくりと
眺めることになるわけですが、これが美しいんです。彫刻の後姿を眺める機会はあまりない かもしれませんので、なかなかおもしろいものです。「世界一美しいお尻！」なんて案内
している添乗員もいるようですね。
広場の展望台からはアルノ川の向こうにルネッサンスの中心地として栄華を誇った街 の歴史的建造物が一望でき、特にここから見る夕日は本当にきれいなんです。
今日はラッキーなことに丁度、間に合ったようですね。 写真と目でしっかりとこの素晴らしい景色を写した後は、今日のホテルに向かいま
しょう。やはり、今日もホテルの位置は少し郊外になりますが安いツアーの為仕方ないですよね。 夕食はホテル内のレストランにてお召し上がり頂きます。
メニューはサラダ・魚・プリンの３コース。
３日目の夜ともなると、皆様もう慣れたものですね。 しかし、そろそろ最初の頃は野菜を喜んでいた方もイタリア式のサラダには飽き飽き
したようです。 つまり、お皿に生野菜がドンと置かれテーブル上のワインビネガーとオリーブ油・塩 ・胡椒で各自が味をつけるもの。「うさぎになったみたいだ・・・・」なんてつぶやく方も、
いるようです（＾０＾）
ホテルでの食事の良さはすぐに部屋へ帰れるところ。そろそろお疲れも出てきたよう で、皆様、夕食後は早々にお部屋に引き上げられました。
レストランを見回すと違うツアーグループが3組ほど来ていて顔見知りの添乗員さん もいました。添乗員は常に一人でお客様と向き合う孤独な立場の為か、同じ添乗員とツアー先で
出会うと、すごくうれしくなります。 もちろん、声を掛け合い夕食をお客様が全員終わった後に一緒に食べようということに。
ワインも頼み、イタリア人の陽気なドライバー達とも一緒の賑やかな晩餐。 気分転換ということもありますが、こういう場での情報収集がすごく役に立つものな
んです。これから行く初レストランの手際良さ情報とか、美術館混雑情報等など。 フリータイムでお客様が喜びそうなレストランとかも、よくこういう場で先輩に教え
てもらったものです。もちろん、私も後輩に教えましたし・・・ イタリア人ドライバーと話すのも楽しいものです。自然にイタリア語も覚えられると
いうオマケまでついています。
さて、明日の朝はお互いが逆コースの為出発時間もバラバラ。 日本では会ったことのない人とイタリアや、スイスで何度か出会って友達になるなん
て正に添乗員の醍醐味でしょうね。 明日はメイン観光となるウフィッツィ美術館の予約が取れていないため、というか安いツアーの為に取っていないので入館に朝一番で並ぶ必要があります。
これに入れないと大変なので明日はナント7時にホテル出発！ 朝寝坊するといけないので、もう休まなくては。
花の都フィレンツェの続きは次回ということに致しましょうか。
|