■TRAVEL TIPS■
★☆★第14回★☆★
某旅行会社の格安イタリアツアー第4日目
花の都フィレンツェの徒歩観光も無事に終え昼食もおいしく頂きました。 さて、午後はオプショナルツアーによるピサ観光に出発です。
約半分の人達が参加され、例によってバスの入ってこられる駅前まで15分位の 徒歩移動。今回はガイドさんと一緒なので、添乗員はお客様の後ろを歩きます。
街を歩いての移動というのは大人数になればなるほど大変なもの。 先頭は極力ゆっくり歩いていても、最後尾には早足に感じてしまうのです。
何故???ある時、注意深く観察していると最後尾の人達はちゃんと歩いていな いのでした。というか注意力が前ではなくあちこちに行ってしまっていたのです。
あ!可愛いお店と覗き込んだり、素敵なお家ねと写真を撮って見たり。 しかし、前を歩く人達はガイドさんの手前勝手は許されず、ゆっくりとではあります
がしっかりと歩いていたのでした。 そうこうしている内に列は長くなるばかり。最後尾を一緒に歩いていた私も行く先
のレストランを知らずにあわや添乗員もろとも迷子になりそうになった時も・・・ でも遊びに来ているお客様に「しっかり歩いてください!」なんて添乗員が叱るわけ
にはいかず、事を荒立てずにグループをまとめていくのも腕の見せ所でしょうか?
ピサへの道は空いていて、予定より早く1時間位で到着。 有名な斜塔はバスが高速を下りてしばらく行くと、前方に見えてきました。
やっぱり今日も期待を裏切らずにしっかり傾いています。当たり前ですね。 この傾きが角度を増してきて倒れる危機に直面し、イタリア政府はそれは大変と
1972年にピサの斜塔安定化工事の国際設計コンクールをしてから約12年間の 長い時間をかけて工事を行ってきましたが、それもやっと終わって2001年末から
観光客も人数制限があるものの登れるようになりました。 (40人限度で40分毎に催行) 狭い螺旋階段の上、床の大理石が磨り減ってきていて、登るにはかなりの勇気が
必要だとか・・・(実は私もまだ登る機会にめぐまれず) 工事ではどこまで斜度を戻すかが問題となりましたが、結局18世紀末時点の傾き
にまで回復したようですね。 もちろん、ツアーでは約40分で観光をして自由行動は30分位の為それは無理。
今回はあきらめて次回と言う事にしましょう。
さあ、またバスに乗ってフィレンツェに戻ります。 夕食も自由の為いったんバスは駅前につけてから食事の終わる頃またお客様を
お出迎え。要望があれば添乗員はレストランを予約してご一緒することもしばしば。 その為に駅近くのレストランに行く機会が多くて自然に行きつけのお店もできてきま
す。駅の西側に位置する「オテッロ」もそのひとつ。コースで約3500円位でコース を自分の好みでよく作ってもらっていました。
前菜 生ハムメロン メロンが甘くて本当にGOOD!
プリモ シーフードリゾットかパスタ2点盛合せ
セコンド ビステッカ・フィオレンティーナ(Tボーンステーキ) サラダ付き
デザート ワゴンサービスで取り放題 エスプレッソ付き
これに水とワインまで付けてくれるんですよ。 ボリュームも半端ではない! それに、サービスも良くて美味しい! 書いているうちに食べに行きたくなりました。
お客様も大満足してくれたようです。ドライバーもよく行く店で、一緒にお食事。 こうして、花の都フィレンツェの夜はほろ酔い気分で終わりました。
さて、明日はいよいよ最後の訪問都市のローマに向けて朝早くに出発です。 永遠の都ローマについては次回にいたしましょうか。
では、ボナノッテ(おやすみなさい)
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