★☆★第16回★☆★ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by Hisami 　　　

,

★☆★某旅行会社の格安イタリアツアー第５日目★☆★

アッシジから高速道路をさらに南下して約1時間30分。右に左にと位置を替えながらテベェレ河の流れが次第に大きくなってきたらローマが近づ いてきた証拠。
いよいよツアー最後の訪問地である永遠の都ロ−マにやって来ました。

時刻は既に1時に近く、到着後はすぐにランチレストランへ直行です。 今日のメニューはピザ半分とメインはサルティンボッカ。そしてティラミス。 なかなか の豪華メニューとなりました。 ピザはもちろんローマっ子の大好きな薄いパリパリの生地のものでシンプルだけど奥が 深いマルゲリータ。 （トマトソースにモッツァレラチーズとバジルの葉）釜戸で短時間に焼き上げるピザは本 当にGOODです！ 何かピリッとした物が欲しいなあと思う辛党の人には、残念ながらタバスコはありませんが、 もっと美味しいオリーブ油に唐辛子を漬け込んだものや、ただ 唐辛子を細かく刻んだも のを頼むと良いでしょう。 ただし掛けすぎは禁物。本当に辛いですよ！！
サルティンボッカとは薄切り牛に生ハムとセージを乗せて焼いた物。その意味はあまりに 美味しくて 料理の方から口の中に滑り込んでくるというものだそうです。
しかし、それ程のおいしいサルティンボッカには まだ私は出会っておりませんが。
ツアーレストランでそれを期待するのはよほどの高級ツ アーしかだめでしょうね。 デザートのティラミスを食べている頃、レストランにガイドさんがやって来てくれまし た。

今日の観光コースを打ち合わせしてから、いざ出発です。
まずは車窓から街をひと回りしたいところですが、ローマも他の街と同様に交通規制が厳 しく、 どうしてもパーキングが許される場所からの徒歩観光になってしまいます。
一番ひどかったのは2000年の聖年の時。全世界のカトリック信者がローマ目指してやって 来るというので 本当にとても厳しい交通規制が課せられていました。ツアー中に市バスや地下鉄を使って観光したのですから。 お客様は無邪気にこういうのも イイワネなんて言いますが、 添乗員やガイドとしてはスリ、引ったくりにあっては一大事と本当に神経をすり減らしました。 テルミニ駅から地下鉄に乗った時には明らかにジプシーとわかる親子が一緒の車両に乗り込もうとするのを男性ガイドが引きずり降ろしていました。コロッセオを歩いているとランチでワインを飲みすぎて足元が少し危なくなったお じ様に案の定、ジプシーが近づきポケットに手を突っ込まれそうになっていました。
幸い、私が添乗したツアーでは被害にあった方はいませんでしたが・・・・
２０００年はローマに泥棒が終結しているなんて言われていましたっけ。 バチカン市国・トレビの泉・コロッセオと一通りの観光を無事に終えて、ホテルに到着。
例によってここはローマ？というような郊外に飛ばされてしまいました。安いツアーはど うしてもホテルにしわ寄せが出てくるのは仕方がありませんねえ。今夜はホテルでの夕食が付いているので問題はないのですが、明日は終日の自由行動。こんな時こそ添乗員が役に立つときです！頑張らねば。 あらかじめ調べておいたバス番号や近くの商店・レストランの地図を配り、行きたい場所をお聞きして行き方等をご案内。

もちろん、オプショナルツアーの１日ナポリ・ポンペイ観光とカンツォーネディナーの参加して下さる方も大勢いらっしゃるので, 自由行動の人数がそんなに多くないのが私には幸いです。 ５日目の夜ともなると皆様すっかりイタリアの食事にも慣れた様子。
明日の自由行動の質問もようやく終わったようなので、私も部屋で休む事にしましょう。 ではボナ・ノッテ（お休みなさい）