■TRAVEL TIPS■
長いフライトを終えて、無事に空港からホテルへ移動。ヨーロッパ便だと、 日本を出るのがAM10時位だから日本時間で言うと真夜中にホテル到着ということで
全員くたくた。
そんな中添乗員はもうひと頑張りでホテルのチェックインに向かう。 バスからスーツケースをドライバーが降ろすのを見届けて(積み残したままサッサと帰宅した
ドライバーもいたみたい!)お客様をロビーに案内しお待ち頂く。 鍵をフロントから人数分もらって、明日の簡単な打ち合わせ。
希望出発時間を伝え、モーニングコール・ポーターの荷物ピックアップ時間・朝食時間等を決めていく。 後はお客様に鍵を渡しながら、必要事項をお伝えして終わり・・・となれば良いのだが、これが中々。
疲れているのと、海外に来た!というある種の興奮状態からか数々の事件発生となるようだ。
部屋にて
イタリアでは殆んどのトイレがビデ付き。と言っても日本のようなハイテクではなく、便器の横にもうひとつ便器があるようなもの。好奇心からかいろいろ試す方も・・・・ビデはどうされようがあまり問題とならないが、困るのがバスタブにある非常用のひも。これをシャワーと間違えて引っ張ると大変なことになる。私のツアー客ではないが、引っ張ってしまった
らしく、非常ベルは鳴り非難勧告の放送が流れあげくに救急車のサイレンまで聞こえてきたことがあった。引っ張り易い手頃な位置にある(当然でしょうが・・)のでホント要注意です。
バスルームに関してはいろいろありますねえ。他にはトイレの流すボタンが判らないと私の部屋に駆け込んできたおばあちゃま。使用済みなので申し訳なさそうでしたが・・確かに壁と同じ白で判りにくかったのだけどね。蛇口とシャワーの切り替えがわからない電話とかはしょっちゅうですし。
ベランダに出て、ドアを閉めてしまいオートロックで締め出しなんてこともありました。普通の締め出しならすぐに連絡があってフロントにマスターキーを借りてOKですが、この場合は自力脱出しかなく、事後にベランダ越しに隣の部屋に助けを求めた武勇伝を聞きました。それで終わればいいのだけれど、どうして事前にベランダに出る時は気を付けるように言ってくれなかったと添乗員に言われても・・・
海外の水道は勢いよく水がでるので、バスタブにお湯をはるときは気をつけましょう。おまけに防水もしっかりしていないので、溢れさせると大変です。一度、呼ばれて部屋に行くと天井から水が滝のように落ちてきています。上の部屋で溢れさせたよう・・・私のお客様が被害者でした。まだましかな・・・?
翌日のこと
荷物はドアの外に00時XX分に置いてくださいね。と言ったのだが、私が朝食のために部屋を出ようとすると隣のお客様がスーツケースをどこかに運ぼうとしている!?不審に思い聞くとホテルのドアの外に運ばねばと思ったらしい・・・私が部屋のドアと言わなかったからなんてことも起こるのです!
朝食会場では、安いツアーは殆んどコンチネンタルスタイル。つまり、パンとコーヒーか紅茶の簡単メニュー。それに対するのがアメリカンブレックファスト。ハムや卵・果物のある豪華版。あらかじめ、説明するのだが自分の払った安い代金を忘れ?添乗員にこのホテルの朝食はひどい!と抗議される方もいらっしゃる。私にはイタリア周遊8日間で148,000円でホテルに泊まれ朝食が出ることのほうが不思議なんですが・・・
さて、ガイドとドライバーもホテルにやって来ていよいよ出発となるようですね。 ではこの続きはまた次回に。
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