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  • 第3回 地中海編
by Rieko Shirakura in New York, 11.25.2001


地中海は英語でMediterranean Seaといって、この海の周りの地方の料理を 一般的に地中海料理と呼んでいます。今回は地中海沿岸の料理のお店を ご紹介します。

ISABELLA'S
359 Columbus Ave, At 77th St.
New York City
(212)724-2100

今晩は何を食べに行こうかな?と、その日は珍しくNYガイドブックなどを開いていました。 ボストンから友達が遊びに来ていて、食べに行った事のないところに行こうと思っていた のです。レストランの項目を見ていて目についたのがMediterranean(地中海)でした。 これはもしかすると行ったことがないかもしれない、しかも場所は家からも近いコロンバス アベニューでもあると、”どこでも好きなところでいいよ”と言ってくれた友人の言葉をそのまま 素直に受け取り、すごく簡単に独断で決めてしまいました。

私たちが店に着いた時には満員で席がなく、バーで待っていればその内空くからと言われた のですが、しばらく外で時間をつぶしてから戻ってくるから、と言い一応名前だけ残してその 周りを散歩することにしました。このコロンバス・アベニューはショッピングも出来るし、カフェ やレストランもたくさんあり、歩いていても退屈しないストリートです。通りを一本セントラル・ パーク方面へ行くとNatural History Museum(自然史博物館)もあります。もうそろそろ席 が出来たんじゃない、としばらく話しながら散歩していた私達はレストランへ戻ってみることに しました。受付で席はあるかと聞くと、ちょうど2人用が空いたところだと案内されました。店内 を見回すとおしゃれな雰囲気で、いつもクラスメート達と行くようなカジュアルな店とは大違い でした。メニューを見ても、こういう店だからねと納得するような少々高めの値段でした。

メニューの内容はというと、なんとなくイタリア料理のような品揃えでどれが地中海料理なんだ ろうかと一瞬頭をよぎったけれど、結局イタリアも地中海に面しているのでMediterraneanと呼ぶ のだろうと納得しました。アペタイザー、サラダ、パスタとメイン料理を一品ずつ選び、二人で シェアすることにしました。ついでにワインも一本友人に適当に選んでもらうことにしてデイナーの 始まりです。たいていイタリアンやフレンチの店に行くと、飲み物と一緒にパンを持ってきてくれます。 バゲットだったり、小さめに焼いて中にレーズンが入っているものだったりしてその店により違いは ありますが。ですから、お客は注文したものが来るまで飲み物を飲みながらパンを食べて待つのです。 テーブルにはオリーブオイルのボトルがあり、友人はそれを少し小皿に入れてちぎったバゲットに つけて食べるんだよと教えてくれました。地中海料理ではオリーブオイルをまるでバターのように 使うのだなと思いました。

私たちが頼んだアペタイザーは、この店のホームメードのモッツアレラ・チーズにトマトとバジルがのせ られたもの。サラダは季節のグリーンサラダ。パスタはロブスター、えび、ホタテの入ったシーフード を選び、メインは牛ヒレを焼いたものにマッシュルーム、ほうれん草のソテーが添えられたものです。 どれもおいしく頂きましたが、特にシーフードのパスタが気に入りました。食事の後にコーヒーとデザート はどうか勧められたけれど、もうお腹が一杯でデザートが入る余裕はありませんでした。ちなみに 料理の値段の合計は60ドルぐらいで、ワインはボトルで20ドルぐらいのを頼みました。税金とチップ を入れるともう少し高くなります。


UNCLE NICK'S (GREEK CUISINE)
747 Ninth Avenue
New York City
(212)245-7992

この店を訪れたのは感謝祭の2日前の夜のことでした。その日は突然気温が下がり、コートと マフラーをしててもとても寒い日でした。元クラスメートと一緒にウインドー・ショッピングをしてその足 でこのギリシャ料理の店まで歩いたのですが、そんなに長距離ではなかったはずなのに、店に着 いた時の私たちは寒さのため鼻の頭を赤くしていました。何か温かいものを食べないと、と思いつつ 店に入ると7時前ぐらいだったせいか、すでに大勢の客達がにぎやかに夕食を食べているところ でした。席はあるんだろうか?とちょっと心配になりましたが、2人用の小さいテーブルは空いていて すぐに案内してもらえました。

メニューを見てみると、いろいろと発音の出来ないギリシャ料理が並んでいましたが、その下には ちゃんと英語での説明があるのでそれを見てスープとアペタイザーとメイン料理をひとつずつ選んで みました。料理を注文し店を見回してみると、奥行きのあるつくりで結構たくさんのお客を収容できる スペースがあります。入り口を入ったところにはグリルがあって、そこでKebob(カバブ)と呼ばれる 味付けした肉と野菜の串焼きを作っています。Gyro(ジロ)はその肉や野菜をPita(ピタ)というパン にはさんで食べるサンドイッチのことで、どうやらここでは持ち帰り用の料理を売っているようです。

今回は何もアルコールを頼まなかった私達に、ウェイターはたっぷり水の入った大きなガラスのボトル をテーブルに運んできてくれました。それと一緒にここでもスライスしたバゲットとバターを持ってきて くれました。スープとアペタイザーが来るまで私達はそのパンをつまむことにします。頼んだスープは Avgolemonoというレモン風味の鶏肉入りスープです。アペタイザーはTzazikiというヨーグルトとキュウリに 少しにんにくの香りのするデイップで、焼きたてのピタにつけて食べるのです。どちらもなんだかとても さわやかな味で、デイップはその量が多くて、あまったのをパンにつけて食べたりしました。メインは Mosharisio Kebobという牛肉のカバブを頼んでみました。カバブは大皿にしかれた炒めたライスの上に まるで串に刺されているかのように一直線になってのっていましたが、実際には串はなくてそのように 並べただけでした。香ばしく焼かれた肉に付け合せのレモンをたっぷりと絞って食べてみると、外側 のカリッとしているところと中のやわらかい部分がミックスしておいしいです。野菜はすべて薄く切ってあり、 トマト、ピーマン、オニオンがありました。ライスは何が香辛料で使われているのかわかりませんでした が、肉の味に合っていて友達とそれを取り合うようにあっという間に食べてしまいました。

デザートは食べなかったけれど、普通のコーヒーを飲んで帰ってきました。ギリシャコーヒーというのも あったので、次回はそれを頼んでみようかと思います。料理の値段は税金とチップ抜きで28ドルぐら いでした。

*最後に一言

私が友人とレストランへ行くたびにアペタイザー、メイン料理などを一品ずつ注文し、それをシェア していることに皆さんお気づきだと思います。日本なら一人につきもちろん一品ずつ注文しますが、 ここアメリカでそのようなことをすると、日本人の上品な胃袋にとてもじゃないけれど入りきらない ボリュームの料理がテーブルの前に並べられるのです。ですから、いつも注文するときには少し 加減し、まだ足りないようなら追加注文するようにしていますが、これまで追加注文したことはあり ません。食べきれずに持ち帰りにしてもらったことは何度かありますけれど。皆さんもアメリカに 旅行し、レストランへ行く場合にはやや少なめに注文するように気をつけてください。それでもきっと 充分すぎる量で出てくると思います。




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