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  • 第4回 ヨーロッパ編
by Rieko Shirakura in New York, 12.8.2001


ヨーロッパ料理というと皆さんはどの国を最初に思い浮かべますか?その人それぞれ 違うでしょうが、一般的なのはフレンチやイタリアンなのではないでしょうか。今回私 がご紹介するのはスペイン料理とフランス料理のお店です。フランス料理の店の方は レストランというよりもどちらかというとカフェに近く、なんと24時間営業しています。

La Paella
214 East 9th Street
New York City
(212)598−4321


”スペイン料理なんだけど、いいかな?”と、夕食を食べに行こうと誘ってくれた友人に それは今回のコラム書くのにちょうどいいと、”OK”と返事をして一緒に行くことになり ました。ところが、この友人はお店の場所をぼんやりとしか覚えていなかったため、 イースト・ヴィレッジの10丁目あたりだったかなと言いながら二人でその辺を歩き回って 探す羽目になりました。しかも、その間にしゃぶしゃぶの店を見つけると ”突然だけど しゃぶしゃぶ食べたくなっちゃった” などと言い出す始末。私は、それじゃ今回の ”GRAB DINNER”のネタがなくなってしまうのでこれはまずいと思い、”でも、私は今回は スパニッシュを食べるのを楽しみにしてたの。絶対その店に行こう!”と言い張ってやっと 見つけて入ったLa Paellaです。でもその価値はありました。

店内はそれほど広くはありませんでしたが、どうやら地下にもスペースはあったようで、 その地下のテーブル席は主にパーテイ−用に使われるようです。案内されたのは コーナーの二人用の席で、テーブルには小さいキャンドルが置かれていてなんだか ロマンチックな雰囲気です。メニューを出されて何を頼もうかと真剣に見ていると、友人 はいつのまにか飲み物を頼んでくれていました。運ばれてきたのはカットしたフルーツ の入ったサングリア(スペインの飲み物で赤ワインとフルーツジュースで作る)です。こう いう飲み物は大好きなので私はすでに大喜びでした。”適当にアペを選んでいいよ。” と言われ、私が選んだのはムール貝やアボカド入りのサラダとハムとチーズの入った クロケットで、友人は ”あと一品はトーストの上にトマトとかガーリックをのせて焼いて いるのにしたいけど、知ってる?”と聞いてきました。それはイタリアンのアペタイザー にある”ブルスケッタ”のようだなと思ったので、”うん、似たようなのをイタリア料理で食べ たことある。すごくおいしいよね。”と答え、結局選んだのはその3品です。メインの パエーリャは友人がシーフード入りのを選んでくれました。

サングリアを飲みながら店内で働いている人をみると、彼らはスペイン系なのでしょうか、 みんな黒髪で彫りの深い顔立ちをしています。それにしてもいつの間にか、たくさん空いて いたテーブルはすでに満席となってしまっています。人気のある店なんだなあと思いました。 ウェイターがまず運んでくれたのはハムとチーズの入ったクロケットです。これは一皿で 3個ありましたが小さめのものだったのであっという間に二人で食べてしまいました。次に 来たのはスペイン料理の”ブルスケッタ”(ここではこう呼ばせていただきます。メニュー に出ていた名前をおぼえていないのです。)とサラダです。このトマトとガーリックのトーストは すごい分量で、一口かじるとガーリックの香ばしさが広がります。少しピリッと香辛料が効いて いるようです。サラダもたっぷりとした量でこのアペだけでもうお腹が一杯になってしまいそう だと思っていました。ある程度アペが減るとそれを見計らって、ウェイターがメイン料理を持って きてくれました。このシーフード・パエーリャはとても豪華です。ムール貝、アサリ、えび、イカ などが気前よく入っていて、ライスもしっとりとしてとてもおいしいのです。ところがこのパエーリャ 量もとても気前がよかったため、二人でどんなにがんばっても結局食べきれずに残ったのを 包んでもらいました。私はこのお店に大満足で、サングリアとパエーリャのためにもう一度 来たいと思いました。税込みで66ドルでした。

*余談

ここで食べた次の日、別の友人に会ったときにこう言われました。”理恵ちゃん、昨日ガーリック の入った料理食べたでしょ。コリアン(レストラン)に行ったの?” 私はギクッとして、”そんなに わかる?結構におってる?(にんにくが)” と言うと彼女は”私、にんにくのにおいには敏感なの よ。” と言っていました。”実はコリアンじゃなくて、スパニッシュに行ったの。そこで食べたアペ の一つがにんにくがたくさん使われてたんだよね。だからかな。”

こんな会話をしたのですが、自分の吐く息がにんにく臭いなんて。。。自分ではぜんぜんわからない のでちょっとショックでした。

French Roast
11th Street & 6th Ave
New York City
(212)533−2233

こちらは24時間営業が売りのカジュアルなフレンチのカフェです。英語で24時間営業は ”around-the-clock”と言います。こちらでは24時間営業の店というのは私自身はあまり 知らなかったので、ちょっと驚きです。場所にもよりますが、早いところで午後10時30分ぐらい には店を閉めているし、夜中まで営業しているレストランでも大体午前2時ごろには閉めている のではないかと思います。

この店を見つけたのはほんの偶然のことで、私はその日はユニオン・スクエアのマーケットに 来ていましたが、そのあと今まで歩いたことのない道を散歩していて歩きつかれてお腹もすい てきたので休もうと入った店でした。だからこの店にはデイナーではなくランチで入りました。 店内は一人客が多くて、皆思い思いに新聞を読んだり本を読みながら食事をしていました。 案内された席の隣は学生らしき女の子二人が楽しそうに話をしていました。何を頼んでいた のだろうかとちらりとそのテーブルを見るとサンドイッチとサラダがのっていました。私はその 日は一人でしたので友達とシェアして食べることもないのでつまらないな、と思いながらメニュー を開きました。メニューは昼も夜も大体同じなのか、サラダ、スープ、サンドイッチ、メインと いう具合に書かれていて、その裏は飲み物リストとなっていました。どうしようかなとメニューを 見ながら目にとまったのがCroque Monsieurというスライスしたバゲットの間にハムが挟ん であり、その上にとろけるチーズをのせてオーブンで焼いたものです。それにコーヒーを頼み ました。

ウェイトレスは先にコーヒーを持ってきてくれたので、それを飲みながら持っていた本を開き ました。読みかけていたジョン・グリシャムの”The Partner”です。でも読むのに集中しかけ た時に今度はウェイターが”クロック・ムッシューです”と、あれっと思うほどすごく大きなそれを 運んできてくれたのです。クロック・ムッシューの隣にはサラダもありました。これは一人分か しら?と思いながらナイフで食べやすい大きさに切って、マスタードを少しつけて食べます。 チーズが香ばしくこげていて、マスタードがとても相性がいいようで”意外においしい!”と、 読んでいた本を閉じて食べるのに集中することにします。それでも半分ぐらいを食べたとき に、これ以上食べたらきっと気持ち悪くなると思ったので、残りを持ち帰り用の袋に入れて もらいました。ここは本当に急いでデイナーするときにはいいかもしれません。一人で入って もまったく気にならないお店でした。税込みで10ドルです。

*チップの置き方

皆さんご存知のようにレストランやタクシーに乗るときにはチップを払うことになっています。 それは働く人たちにとっての主な収入源となっているのです。レストランでチップを払う目安は 税抜き価格の約15から20%をおけばいいとなっています。私がいつもやっているのは方法 としては、ニューヨーク州の税金は8.25%ですので、請求書に書かれている税額の二倍を チップとしておくようにしています。そうすればチップの額は16%以上となりますので。これは 一応の目安ですが、食事がすごくおいしかったりサービスが良かった場合はもっとおくように しています。日本ではサービス料は込みとなっているので、こちらに来てチップを置くのに多少 のためらいがありますが、よっぽどひどい料理やサービスでない限り必ずチップは置くように しましょう。こちらではサービスは無料ではないのです。




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