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  • Barnes & Noble
by Hironobu Hamada in New York, 4.18.2000


今回は全米最大の店舗数を持つ、ブックストア、Barns & Nobleについてです。

Barns & Nobleとは、一昨年前に「You've got mail!」という映画がヒットしましたが、その映画のモデルになったブックストアのことです。確か映画の中では、「Fox & Sons」と言う名前だったと思います。簡単に映画について説明しておくと、この映画はマンハッタンのアッパーウエストサイトで小さな子供向けブックストアを経営している女性(メグ・ライアン)とその彼女が経営する店のすぐ側への出店を計画していた「Fox & Sons」の重役である男性 (トム・ハンクス)の一種のラブコメディです。彼女の経営する小さな店がすぐ側に巨大なブックストアができることによって苦境に立たされるわけです。

二人がインターネット上で出会い、その後もインターネット上でのみコミュニケーションを取り合います。インターネット上であるために顔が見えないので、メグ・ライアンがなんとライバル店の人間であるトム・ハンクスに色々アドバイスを頼んだりするわけですね。舞台は私が住んでいるニューヨークのマンハッタンのアッパーウエストサイトで、私がこの映画を見たときは、物凄くローカルな映画だと思いましたが、映画自体はニューヨークに住んでいる人ではなくても楽しめると思うので、まだ見ていない人はぜひ見てみてください。

話をBarns & Nobleに戻しますが、アメリカに旅行した経験がある人ならちょっと寄り道程度に入ったことがある人も多いのではないでしょうか。それぐらい、Barns & Nobleはアメリカでは多く、また、その数の多さがBarns & Nobleの人気の高さを示していると言えます。

マンハッタンでも例外ではなく、Barns & Nobleはあらゆるところにあります。犬も歩けばなんとか、と言った感じですね。私も、時間があるときにちょっと寄り道したり、友人との待ち合わせなどに結構利用していますが、では、このBarns & Nobleがなぜそんなに人気があるのでしょう。一番の理由は、店内にカフェテリアがあり、そこへの雑誌、本の持込が自由だからではないでしょうか。つまり、店内に商品として陳列してある本をカフェに持ち込んで、そこでカプチーノでも飲みながらその本を読むことができるわけです。極端なことを言うと、数時間そこで過ごせば本を一冊読んでしまうことも可能です。そして、読み終わった本を元の場所に戻しておけば、なんと買わずに一冊読み終えることができます。

本を一冊そこで読む人はさすがに少ないと思いますが、雑誌あたりを読む人はかなり多いです。雑誌だとそれほど集中しなくても読めるので、くつろぎながら読むのにはもってこいなわけですね。また、店内のいたるところに机といすがあり、そこでもちょっと読みたい本が合った場合には、ゆっくり本を読むことができます。

日本だと、最近はジュンク堂というブックストアが似たような店を出しているそうですが、日本はまだまだこの手の「顧客重視」の店は少ないんじゃないでしょうか。国土が狭いゆえに、大規模な店を出店できないといった事情があるかもわかりませんが、いまだに一部の本にカバーをつけている(ビニールでカバーしているため顧客が内容を全く確認できないこと)店が多いと思います。特に、ニューヨークの日系書店ではその傾向が強く、値段が日本で買うよりもかなり高い上に、カバーをつけているため、Barns & Nobleと比べると日系書店はサービスの面でかなり落ちます。態度が丁寧なのがサービスのすべてじゃないわけですね。

アメリカでの本自体の値段はハードカバーだと日本と比べるとちょっと高いです。ペーパーブックでもちょっと割高だと思います。しかしながら、本を買う場合には、アメリカにはもう一つの巨大ブックストア、つまり、オンラインブックストアがあります。Barns & Nobleもbn.comというサイトを持っていて、そこで本を買うことができます。また、有名なAmazon.comがあります。私は、最近は本を買う場合は、急いでいる場合を除いてほとんどこのAmazon.comで買います。値段は、もちろん本によりますが20%Offで買える本もかなり多いです。オンラインブックストアは日本でも始まりましたが、近いうちにかなり普及するのではないでしょうか。

最後にまとめると、アメリカを代表するブックストアであるBarns & Nobleは、ショッピングだけでなく、店内でゆっくりとくつろぐことができ、友人との待ち合わせなどにも便利で、ニューヨークで生活する上で必要不可欠と言えるのではないでしょうか。





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