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  • NYPD (New York City Police Department) 体験記!
by Hironobu Hamada in New York, 4.4.2000

ある晴れた金曜日の午後、私はニュージャージーのミツワ(以前はヤオハン)まで、 ドライブに行くことを思いついた。昨日までのヘビーな課題が終わり、今日ぐらいは ちょっとドライブでもしたいと思ったからである。ただ、このときは今日の悲劇 (ちょっと大げさだけど)について全く予測もしていなかった。

マンハッタンからニュージャージーまで行くルートはいくつもあるが、私は アッパーウエストサイトに住んでいるため、ジョージワシントンブリッジで ハドソン川を渡るのが通常のルートである。マンハッタン内にはメジャーなフリーウェイは 2つあり、それぞれ、マンハッタンのイーストサイドとウエストサイドを南北に 走っている。ここで、フリーウェイというのは一種の高速道路のことであるが、 無料であるため、フリーウェイと呼ばれている。有料な高速道路(これはハイウェイと 呼ばれる)もあることはあるが、値段は日本の高速道路 と比べると格段に安く、ちょっと走っただけで数千円もかかることはまずない。

私は、そのウエストサイドのフリーウェイを125th Streetの入り口から入り、15分後には ニュージャーにいるはずであった。が、しかし、悲劇はここでおきた。フリーウェイに 入って数分後、突然車のパワーがなくなってしまったのである。一瞬何がおこったのかわから なかったが、すぐにわかった。走っている途中に突然エンジンがストップしたらしい。 私は3車線ある中央の車線を走っていたが、すぐに右により、路肩あたりに停車しようとした。 しかしながら、なんとそこには路肩がなかった。右側の車線から数十センチしか余分なスペースが なかったのである。車はエンジンが止まってしまっているので、そこで取りうる行動は ただ一つ「止まる」ことである。したがって、私の車はフリーウェイのど真ん中で見事に 停車してしまった。

当然、クラクションは鳴らされるし、ちょっと渋滞したりしたが、そんなことはたいした 問題ではない。もし、後ろから来る車が、ちょっとでも気づくのが遅かったら 大事故になってしまう、それが一番の問題だった。原因を考えてみたが、ガソリンはあるし、ラジオを聞けるのでバッテリーの 問題でもない。しかし、何回かトライしても全くダメであるため、おそらくエンジンのどこかが 故障したのであろう。そこで、待っていてもしかたがないから、まずその場から車を 脱出させるためにどこかで電話をかけたいと思った。日本は携帯電話社会で、今では 誰でも携帯電話を持っているが、アメリカでは日本ほど携帯電話が普及しておらず、 私も持っていなかった。早い話、みんなが持っていれば持つけど、まわりが持っていないため 今までそれほど必要性がなかったのである。その時は、つくづく携帯を持っておくべきだと 思った。

私はAAA(American Automobile Association) という一種のオートモービルクラブに加入していたので、そこに電話してヘルプを頼もうと 思ったのだが、まわりを見渡しても緊急電話らしきものはない。しかたがないからストリートまで 出て行って電話することを思いついたが、なんと不運なことにそこは高架道路だった。 したがって、ストリートまで出て行くためには、次の158th Streetの出口まで路肩が ないハイウェイを歩いていかなければならない。覚悟を決めて歩き出すと、そこで 親切な人が止まってくれて、出口まで乗せてもらった。しかもその人は、携帯を持っていたのである。

安全な場所まで行き、車を止めて電話をすると、一時間以内に来るとのこと。 その人のおかげで簡単に電話することができ、その時は感謝の気持ちでいっぱいだった。 やはり人間は一人では生きていけないのである。 そこで、お礼を言って、車に戻ろうと歩き出すと、なんと前から覆面パトカーが 来るではないか。NYPD(ニューヨーク市警)である。「あそこに止めてあるのはお前の車か?」と 聞かれたが、そんなことはわかりきっている。フリーウェイを歩いている 人間なんかよほどの事情がないかぎりいるわけがない。しかも彼は、止まっている私の 車を見たはずだから、それが私の車であることは明らかだ。結局、NYPDのパトカーに 乗って私の車まで戻ることになった。

フリーウェイであるため、車に戻るためには、いったんそのフリーウェイを逆に、 サウス方面に125th Streetまで戻る必要がある。そのため、10分程度NYPDの警官 とドライブすることになった。パトカーに乗って走ったのは初めての経験だったが、 これがけっこう気分がよかった!前に車がいればサイレンを鳴らして、 簡単にどかせることができるし、一方通行も逆走するし、早い話、ほとんど何でもありなのである。  こんなことを普段やっていれば、自分の車を運転する場合にはさぞかしいらいらするの ではないだろうか。また、わかっていたことだが、情報が逐一無線で入ってくる。 私が乗っているほんの10分程度でも、無線で常に事故や事件の情報が入ってきていた。 おかしいことに、私の車の情報も無線で入ってきた。「ウエストサイドフリーウェイで 車が止まっているため渋滞している。」と。

私の車に戻ったときにはすでに他のパトカーとレッカー車がいて車を運ぶ準備を していた。それからすぐに安全なところまで車を運んでもらった。そこで、ちょっと NYPDの警官と話したのだが、何のおとがめもなかった。予想に反して、 彼らは親切だった。車が動かないのだから仕方がないと思ったのであろう。 結局、それから車をそのあたりの修理工場まで運び、 フリーウェイから脱出できたわけである。

事故ではないため、たいしたことではなかったのだが、犯罪人にでもならなければ なかなか乗る機会のないNYPDのパトカーに安全に乗ることができたのは けっこう貴重な経験だったと思う(笑)。その話を友人の女の子に話すと、「よく撃たれ なかったね!」と言われた。最近NYPDオフィサーの発砲が頻発していて、死人が何人も 出ているため、彼女はそう思ったらしい。もちろん、冗談だけど。 なるほど、でも一歩間違えばもはやこの世にいなかったかもしれないのである。




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