ホーム 留学 インターンシップ トラベル ビジネス 旅行保険
 


New York / New York

New York Trendy

英会話

アメリカ旅行記

掲示板

About J-NewYork



NY情報


Shop In the U.S.A.

GRAB DINNER

Winds from New York

I Love NY

NY in Movies

NAHOのいろいろ話

添乗員のひとり言

私のNY体験記

NYホットスポット

NY食べ歩き

NYライフ

Songs from NYC

USAファッション通信

コロンビア大学留学日記

NY Report

アメリカキャリア情報





ニューヨークレポート




Previous Index Next


  • リバーサイドチャーチでの結婚式
by Hironobu Hamada in New York, 6.17.2000


記念すべき2000年が明けてまだ間もない頃、私は日本に住んでいる友人から1通の電子メールを受け取った。その友人は以前、コロンビアの語学学校に通っていて、マンハッタンのアッパーウエストサイトに約半年ほど住んでいた友人なのであるが、ニューヨークのリバーサイドチャーチで結婚式を行うというのである。彼女は他のだれよりもニューヨークが好きであり、ニューヨークに住んでいた頃から、”結婚式はぜひニューヨークで行いたい”、と繰り返し言っていたので、日本からわざわざやってきて結婚式を行うということを聞いた時も、私はそれほど驚かなかった。

それから、数ヶ月たった6月、彼女は約束どおりニューヨークにやって来て、結婚式を行うことになった。しかも、彼女の母による手作りのウェディングドレスを持って。

6月5日(月曜日)午後 ニューヨーク市役所

日本人がアメリカで結婚式を行う方法は2つあって、一つは、すでに日本で入籍し、アメリカでは式だけを行う方法、もう一つは、これがアメリカでは正式な方法なのであるが、日本では入籍せず、こちらで結婚式を行い、その結婚式を行った牧師さんのサインがされた書類を証明書として入籍する方法である。後者がアメリカ式のやり方であり、結婚式が単なる形式にすぎない前者の方法は牧師さんにはあまり好まれないので、アメリカで結婚式を行う人は後者の方法で行ったほうがいいと思う。その、牧師さんにサインをしてもらうオフィシャルドキュメントを取りに、本日ダウンタウンにあるニューヨーク市役所に行った。

6月6日(火曜日)午前11時 牧師さんとの面接

この日、結婚式にあたって、牧師さんとの面接を受けるというので、私は通訳としてその面接に付き添うことになった。しかしながら、この日の天気は朝から大雨、というか嵐といったほうがいいような最悪の天気であった。一応、天気予報によれば明日からは晴れるということであるが、どうなることやら。

そういう最悪の天気の中面接に行ったのであるが、なんと、今回の結婚式を行う牧師さんは女性であった。私は今まで女性の牧師さんを見たことがなかったので少し驚いたが、その牧師さんと約1時間ほど面接を行った。

面接は、結婚式についての説明を聞くだけでなく、結構つっこんだところまで聞かれた。このあたりがアメリカらしいところなのであるが、「なぜキリスト教徒でもないのに日本からわざわざやって来て、ここで結婚式を行うのか?」とか「収入は十分か?」、「あなたたちにとって最も大事なことは何か?」、「将来、彼女が働きたいと言った場合、あなたはどうするか?」といった具合である。また、牧師さんは、こういう場合はこうしなさい、といったような1種の教会らしい説教も彼らカップルに対して行った。おそらく、アメリカは離婚が非常に多いので結婚にあたってこのような説教を行うのであろう。

面接は1時間ほどで終わり、牧師さんとの信頼関係もでき、水曜日のリハーサルをはさんで、牧師さんには晴れて彼らの結婚式を祝福してもらうことになった。

6月7日(水曜日)午後5時 リハーサル

私は、出席しなかったのであるが、この日リハーサルを行った。なお、服装は普通の服装である。

6月8日(木曜日)正午から 結婚式本番

ついに、結婚式の日がやってきた。天気は、2日前が大雨だったと信じられないような快晴であり、本当によかった。私は、彼らの思い出の結婚式をカメラマンとしてビデオカメラで撮影することになった。正午前には、出席者が席につき、オルガンが演奏され、また、新婦も母による手作りのウェディングドレスを着てリムジンで登場し、準備は整った。このウェディングドレスであるが、さすがに娘のために母が作っただけあって、豪華この上ないものであり、また、彼女はそのウェディングドレス姿が非常によく似合っていた。

正午すぎに、やや緊張気味の新郎、新婦が入場し、いよいよ結婚式がスタートした。式自体は30分程度だっただろうか。その間、牧師さんが祝福を送り、夫婦としての誓い、家族の祝福、そして最後に結婚指輪を贈り、式は幕を閉じた。たった30分程度であったが、その間、教会独特の雰囲気につつまれ、すばらしい結婚式であったと思う。

その後、"Congratulations!"の嵐の中、記念撮影を行い、その後、リバーサイドチャーチの 隣のサクラパークでのパーティで今回の結婚式はすべて終了した。彼らにとってもいい思い出になったことと思う。




COPYRIGHT(C) 2000-2009 J-STAR TRAVEL Inc.