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■アメリカ旅行記■
- アメリカ旅行記 アメリカ横断ドライブ編 (8)
ヒューストン 〜 シュレンバーグ
by Hironobu Hamada, 1.29.2001
*前回までのスト−リー
ニューヨークを8月19日に出発し、ロスに向かったアメリカ横断ドライブ。
まず、I-95を南下してサウスキャロライナのチャールストンに向かった。その後は
フロリダを経由して西に向かい、ルイジアナのニューオーリンズで本場のジャズを
聴き、テキサス州のヒューストンに到着した。
*8/26(Sa) Houston, TX 〜 NASA 〜 Schulenburg, TX
本日の走行181マイル(トータル2736マイル)
またまた、猛暑である。今までで一番の猛暑である。外に出た瞬間にそのことを
実感した。車の中はサウナ状態で、エアコンがほとんど効かない。テキサスは、
暑いと聞いていたが噂どおりである。
まず、朝食をどこで取るか考えていたら、モーテルの隣にデニーズがあった。
日本でもおなじみのファミレスである。その後わかったことだが、デニーズは
アメリカの南部や西海岸のあらゆるところにある。たまたまニューヨーク周辺にない
だけで、デザインからメニューまでどこの店でもほとんど同じである。日本のデニーズと
名前は同じだが、料理のボリュームは全く異なる。料理を一つ注文すると、食べられ
ない量のパン、サラダ、スープ、メインの料理が次々に出てくるのである。デニーズ
だけが特別なのではなくて、アメリカンダイナーのレストランだとだいたい似たような
感じであり、まさしく”アメリカンサイズ”である。しかしながら、ありがたいことに
値段は非常に格安なのである。食事のサイズのことはアメリカに行ったことがある人
なら理解できると思う。
そんななか、今日は、とりあえず、ヒューストンに来たので、NASAに行ってみることにした。
モーテルからNASAまでは、1時間ほどのドライブであり、予想していた以上に
遠かった。アメリカが大きなことを再び実感した。ハイウェイも片側6車線
あるところがあり、インターチェンジは複雑で、慣れていないと運転が大変である。
ハイウェイでちょっと出口を間違えると、その後のルート変更がかなりややこしく
なってしまう。
NASAのジョンソンスペースセンターに着いたのは、午後2時ごろだっただろうか。
かなりの、広さで中を道路が走っており、駐車場もかなり大きなものがいくつも
あった。土曜だったこともあって、かなりの人で、あちこちでイベントが
行われていた。そのほとんどが子供ずれだったが、子供にとってはここに来る
ことは非常に楽しいことだと思う。向井千秋さんもここから宇宙へ旅立ったこと
だろうか?
私は、ロケット、スペースシャトルなどを見学し、宇宙食なども見た。どうみても、
この宇宙食は食欲がわいてくるものではなかった。チューブから何かを食べるように
なっていたが、こんなものを1週間も食べ続けるのだろうか。今、火星への友人
飛行のプロジェクトがあるらしいが、それが実現すれば、1年半ほど宇宙食を
食べ続けなければならない。考えただけでぞっとした。
また、宇宙飛行士との撮影会なども行われていたが、これは子供にかなりの人気だった。
かなりキュートなホワイトの女性が子供たちと一緒に写真を撮っていたことが印象に
残っている。私も何か話しかけようと思ったが、彼女の回りにはあまりにも人が多くて
そのタイミングはなかった(彼女は写真の宇宙飛行士とは違います(^^;))。
この猛暑の中しばらく歩いたが、ちょっと歩いただけで、汗だくになった。こんな
暑さは久しく経験していない。それほどの猛暑だったのである。
ここを、訪れる場合は、おそらく週末を選んだほうがいいと思う。一般市民に開放
されている建物も週末のほうが多いし、イベントも多いからである。
午後4時ごろに、NASAから出発したが、今日はどうも長時間ドライブをする気が
しなかった。今まで、1週間走り続けてきたので、少し疲れていた。したがって、
久しぶりに映画でも見ようと思い、前回に紹介した、映画館に行って、何か新作を
見ることにした。私が見たのは”The Art of War”という映画である。
この映画は、国連を舞台にした一種のアクション映画である。この映画は舞台がニュー
ヨークであったために、映画の途中で私はちょっとホームシックになってしまった。
あのイエローキャブが妙になつかしかった。やはり、ニューヨークの魅力は離れて
みればわかるものである。
映画が終わったのが午後の8時ごろだったが、まだ明るかった。その映画の余韻に
ひたりながら、オースティン方面に向かってI-10を走り出したが、1時間ほどで
疲れてしまい、そのまま近くのモーテルにチェックインした。ここのモーテルのおば
ちゃんはテキサスアクセントで英語を話し、テキサスにきたことを実感した。
テキサスアクセントは噂には聞いていたが、理解できるものである。
"Schulenburg"というヒューストンとオースティンの間にある小さな町であったが、
モーテルと数件のレストラン、ガソリンスタンド以外はまわりに何もなかった。しかし
ながら、この日はそれで十分で、夜も外に出て行くことなくテレビを見ながら部屋で
過ごし、12時ごろには深い眠りへと入っていった。
やはり、旅行中は、長くなってくるとたまには、このような休息の日が必要である。
次号に続く。
*写真
NASAの写真です。
http://www.j-newyork.com/NASA/index.html
*編集後記
みなさん、いかがお過ごしですか?今年最初のメルマガでニューヨークのカウントダウンに
ついてレポートしました。覚えてるでしょうか?その中で、カウントダウン当時、ニュー
ヨークは大雪であり、気温−6度、体感温度ー20度で非常に寒かった、と書きましたが、
今回のヒューストンはそれと全く逆で、この時の暑さは普通じゃなかったですね。今でも
覚えています。実は私は今回のドライブではラッキーなことに雨にはほとんど会わなかった
のですが、連日猛暑でした。後々紹介しますが、最後はその猛暑のために砂漠の真中で車が
オーバーヒートしてしまうという事態になってしまいました。夏のアメリカドライブでは
暑さに注意してくださいね。
Take care!
Hiro
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