| |
|
|
|
■アメリカ旅行記■
by Hironobu Hamada in New York, 11.26.2000
前回までニューヨークからチャールストンまでのドライブ旅行記を
紹介してきました。また、ニューヨークのホットスポットなども
紹介してきましたが、ここであらためてニューヨークについて
書いてみたいと思います。
私がニューヨークに住んだのは97年9月からドライブ旅行に出発する
2000年8月までの約3年間。コロンビア大学大学院に入学したのが
きっかけでした。その後、大学院およびインターネットのベンチャー企業に
在籍していた私のニューヨーク時代の3年間はこれまでの中で最も充実
していたひとときで、今でも3年間のあらゆることが思い出されます。コロン
ビア大学でのパーティからハロウィン、セントラルパークでのサマーステージ、ジャズ、アート、
タイムズスクエアのカウントダウンまで。私は、現在は一時的にニューヨークを離れた
わけですが、今でもニューヨークが最愛の町であり続けています。
では、その魅力とは何なのでしょう？これは、人によって異なると思うの
ですが、私の場合はひとことで言って”世界中から人が集まっている
こと”です。よくニューヨークは”アメリカであってアメリカでない。”、
と言われますが、まさしくその通りで、”アメリカ”とは少し
違った一面があります。ニューヨークに住んでいると、人種差別を経験
することはほとんどないし、英語を話さなくても生きていけます。
つまりニューヨークでは、ホワイトであれ、ブラックであれ、アジア系で
あれ、ヒスパニックであれ、インド系であれ、またその他別の人種であっても
エイリアン（日本でいうガイジン）扱いされることは全くなく、英語がなまってようが
それに関してごちゃごちゃいう人はほとんどいません。実際のところ、慣れる
まではなかなか気付かないのですが、ジャパニーズは、ジャパニーズアク
セント、コリアンはコリアンアクセントで話し、その他、イタリアン、フレンチ、
スパニッシュ、チャイニーズアクセントなどがあって、たまに何を言ってるのか
わからないのですが、ニューヨークではそういったことはあたりまえです。それが
またニューヨークの魅力ですね。余談になりますが、日本人の中には日本人の英語が
わかりやすいと思っている人がいますが、これは”日本人のみとってに
わかりやすい”ことであって、他の母国語の人にとってはそうではありません。
ゆっくり話してもたまに通じない場合があるのはそのためです。
話を元に戻すと、ミュージシャン、アーティスト、ビジネスマン、留学生などが
世界中から集まっている街がニューヨークであり、それゆえ、ニューヨークに
住むと世界中の人と友人になることができます。日本では絶対に知り合えない
ような人と友達になることができることが私にとってのニューヨークの一番の魅力
ですね。日本にいると韓国人や中国人ですら仲良くなることが難しく、仮に
友人になったとしても、日本人の友人と同等に付き合うことはちょっと難しいと思うの
ですが、ニューヨークにいると立場は同じであるために意外とすぐに友達に
なることができます。私もニューヨーク時代の3年間に、あらゆる人と話すことによって世界の
多様な文化を知り、様々な国の人と友人になりました。彼らとは今でもたまにメールを
交換し合っています。まあ、金髪の女の子にふられたようなこともありましたけど。。。。。
そのようなニューヨークですが、機会があれば一ヶ月でも住んでみれば、その魅力に
気付くことでしょう。ニューヨークへの旅行や留学を考えている人はぜひ実現して
ください。価値観がいい方向に変わることは間違いないと思います。
それでは、次回の旅行記でお会いしましょう。
*ニューヨーク写真集
http://www.j-newyork.com/NewYork/index.html
マンハッタンの写真から、コロンビア大学、５番街、アッパーイーストサイト、
カフェ・ラーロ、ウッドベリーコモンなどの写真です。"Winds from NY"でＪｕｎｋｏさんが
紹介した、スタテン島から見たマンハッタンの写真もあります。
ぜひ、チェックしてみてください。
|
|