■ワンポイント英会話■
- 第2回 " To Stay or To Go? "
by Rieko Shirakura in New York
4.22.2000
アメリカに来て気づいたのは、日本とは少し違うファーストフードの店が多い事で す。ハンバーガーはもちろんのこと、(マクドナルド、ウェンディーズ、バーガーキ ング等)ホットドッグ、ピザ、ドーナツやマフィン、ベーグルとコーヒーなど様々で
す。いずれもとても値段が安くて、ニューヨーカー達の誰もが気軽に立ち寄れる店で す。朝の時間のないときに、ベーグルにクリームチーズをぬってもらい、それと一緒
にコーヒーを買って朝食にしたり、お昼や少しおなかの空いたときなどホットドッグ やピザを食べたりします。店内でも食べられるし、持って帰るために包んでもらって
もいいのです。私もよくベーグルやコーヒーを買いますが、初めて店に入って注文し たときの事をよく覚えています。
“Hi. Can I get a sesame bagel
with cream cheese and a small coffee, please.” |
“ O.K. Toasted? ” |
“ Yes, please.” |
“ To stay or to go? ” |
この時言われたこの言葉があまりにも早口で聞き取れなく、一体何を聞いたのこの人 は?という感じでしたが、気分をあらためて聞き直してみました。
“ I’m sorry ? ” |
(この場合の I’m sorry は、もう一度言ってくださいの意味で使っています。) |
“ To stay or to go ? ” |
と、この店員は再び同じ事を言うのです。とにかく、彼の聞きたかった事はここで食 べるか、持ち帰るかどうかだろうと解釈して、その店員の真似をして言いました。
“ To go.
“
日本ではこんな言葉は習いもしないし、ましてや聞いた事もなかったのでとても戸惑 いましたが、それ以降店に入って何か買うたびに、他のアメリカ人達の言っている事
に注意深く耳を傾けていると、彼らは以下のように言っています。
“ Can I get a large cheese
pizza to go, please. ” |
“ Let me have a small coffee
with milk and sugar to go, please.“ |
ここで彼らが使っている To Go は、まさしく日本で言うテイク・アウトの意味です。 アメリカでは一度も持ち帰ると言う意味でテイク・アウトの単語は聞いた事がありま
せんが。
このように教科書では決して教えてもらえないけれど、経験して使ってみてみにつく 言葉は沢山あります。これからもそのようなちょっとした言葉や言いまわしをこの コーナーで紹介していく予定です。それでは次回まで。
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