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About J-NewYork



もくじ

第36回 Available

第35回 Take Advantage Of

第34回 Be Supposed To

第33回 Jet Lag

第32回 If I were 〜

第31回 Hot&Cool

第30回 In common

第29回 Move On

第28回 It depends!

第27回 FREAK!

第26回 Be Proud Of 〜

第25回 Be About To 〜

第24回 You Make Me + 動詞現在形

第23回 BUMP INTO 〜

第22回 暑さを表現する単語

第21回 That's What I Meant

第20回 Be On A Diet

第19回 Be Responsible For

第18回 Do you want me to....?

第17回 The Commencement

第16回 Be Satisfied With

第15回 A Nightmare

第14回 "IN LOVE" は重いか?

第13回 Save In Mind!

第12回 STEP OUT!

第11回 GO NUTS!

第10回 I'm positive!

第9回 Icebreaker

第8回 Make Sense!

第7回 A Piece Of Cake!

第6回 Hang out!

第5回 End of the World!

第4回 Wrong Number!

第3回 Next & Excuse me!

第2回 To Stay or To Go?

第1回 " Hello " & " Good bye "





ワンポイント英会話




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  • 第24回 "You Make Me + 動詞現在形"
by Rieko Shirakura in New York 9.30.2001


久しぶりのワンポイント・レッスンです。皆さん、英会話は上達していますか?英会話の 上達のコツは間違いを気にしないで、とにかく話す、そしてよく聞くことです。”そんなこと 言っても日本にいる限りは英語を耳にして口にする機会は限られちゃうよ。” なんて 言わないでください。私がアメリカにくる前にしていたのは、映画の会話を真似してみる という簡単な方法でした。現在映画のセリフが書かれた本が売られていると思いますが、 どれか自分の気に入ったものを一つ買って、ビデオを見ながらそのセリフを何回も繰り返し 聞いてみるというのも自分の耳をならす方法のひとつです。そしてそのセリフを俳優達 の言い方をまねて自分も口にしてみるのです。何回も繰り返し同じ映画のビデオを見る ことによって、そのうちセリフの本を見なくても何を言っているかわかってくるはずです。 そうなると、だんだん英語のニュアンスもつかめるようになるはずです。

今回のレッスンはそんなわけで映画からセリフを拝借してお送りします。”一番好きな 映画のジャンルは何か?” と聞かれれば、私は迷わずCOMEDY!と答えます。ドタバタ コメデイーではなくてロマンテイック・コメデイーが一番のお気に入りです。”では、一体 どんなものがいい映画だと思う?” と言われたら、”何回も繰り返し見たくなる映画”が 私にとってのいい映画だと答えます。皆さんはジャック・ニコルソンとヘレン・ハントの ”As Good As It Gets”(邦題:恋愛小説家)を見たことがありますか?これは3年 ほど前に見たロマンテイック・コメデイーで私にとって繰り返し見たくなる映画です。

ジャック・ニコルソンふんするMelvin(メルヴィン)は人間嫌いの極端な潔癖症ですが、 その性格とは反対にとても売れっ子のロマンス小説の作家でもあります。そのメルヴィン がお気に入りのレストランのウェイトレスのCarol(キャロル ― ヘレン・ハントの役柄) と知り合い、ひょんなきっかけでアパートメントの隣人と関わることによって、そのいやみ だった性格が徐々に変わっていくのがこの映画の見所でもあります。メルヴィンはキャロル のことを気に入っていましたが、その性格からうまく自分の気持ちを表現することが出来ない でいました。が、あるとき二人は一緒にデイナーに行く事になったのです。そのレストラン で、メルヴィンはちょっと余計なことを言ってしまい、キャロルを怒らせてしまいます。そこ からの会話を取り上げてみます。

Carol: Pay me a compliment, Melvin, now. I need one, quick. A compliment is something nice about someone else. Now or never.
(メルヴィン、今すぐ私のことをほめてよ。聞きたいのよ。早く。ほめるって 人に対して何か素敵なことを言うことよ。いうなら今よ。)
Melvin: OK. OK. sit down.
Now, I got a real great compliment for you, and it's true.
(わかった。わかったから座ってくれ。よし、君を賞賛するすごい言葉がある。 そしてそれは真実の言葉だ。)
Carol: I'm so afraid that you're about to say something awful.
(あなたがどんなにひどいこと言い出すのかすごく怖いわ。)
Melvin: Don't be pessimistic. It's not your style. OK. Here I go. Clearly a mistake. I 've got this, what, ailment. My doctor, a shrink that I used to go to all the time, he says that in 50 or 60% of the cases a pill really helps. I hate pills. Very dangerous thing, pills. Hate, I'm using "hate" here about pills. Hate. My compliment to you is the next morning I started taking pills.
(悲観的にならないで。君らしくない。よし。では、言おう。これははっきりとした間違い なんだけど、私は慢性的な病気なんだよ。私がしょっちゅう行っていた医者、彼は 精神科医なんだが、50から60%の割合で薬がよく効くと言うんだ。私は薬が大 嫌いでね。薬はすごく危険だよ。ここで私は”大嫌い”という言葉を薬に対して使う。 大嫌いだ。君への賞賛の言葉は、私は次の日から薬を飲み始めるようになったんだ。)
Carol: I don't quite get how that's a compliment for me.
(どうしてそれが私へのほめ言葉になるのかわからないんだけど。)
Melvin: You make me want to be a better man.
(君のおかげで、私はもっといい人間にならなくちゃと思うんだ。)
Carol: That's maybe the best compliment of my life.
(それって、これまでの人生で最高のほめ言葉だわ。)

メルヴィンは自分の大嫌いだった薬もキャロルに出会ったことで飲み始めました。それほど キャロルの存在は彼にとって大きいものであったということをここで表現したのです。メルヴィン がいった言葉で今まで怒って帰ろうとまでしていたキャロルの心は氷解したのです。

ここでメルヴィンの使ったYou make me want to 〜ですが、直訳して”あなたが私に〜したい と思わせる”という意味になります。この
You make me +動詞の現在形は便利な言い回しで 動詞を変えるだけでいろいろな場合に使うことが出来ます。もちろん主語をYOUではなくてもいい わけです。そして、MAKEは現在形でも過去形でもどちらでもよく、ただその後に続く動詞は必ず 現在形にならなくてはいけません。たとえば下記のような言い方で。

He makes me feel comfortable.
 (君が私を心地よくしてくれる。)

She made me believe such an incredible story.
 (彼女がそんなすごい話を僕に信じさせた。)

They make me think to 〜
 (彼らが〜することを私に考えさせる。)

そんな具合にまだまだたくさんの言い方が可能です。ぜひ使ってみてください。

I'll talk to you guys soon. Your encouragement makes me write good articles in this NY Trendy! Thanks!



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