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About J-NewYork



もくじ

第36回 Available

第35回 Take Advantage Of

第34回 Be Supposed To

第33回 Jet Lag

第32回 If I were 〜

第31回 Hot&Cool

第30回 In common

第29回 Move On

第28回 It depends!

第27回 FREAK!

第26回 Be Proud Of 〜

第25回 Be About To 〜

第24回 You Make Me + 動詞現在形

第23回 BUMP INTO 〜

第22回 暑さを表現する単語

第21回 That's What I Meant

第20回 Be On A Diet

第19回 Be Responsible For

第18回 Do you want me to....?

第17回 The Commencement

第16回 Be Satisfied With

第15回 A Nightmare

第14回 "IN LOVE" は重いか?

第13回 Save In Mind!

第12回 STEP OUT!

第11回 GO NUTS!

第10回 I'm positive!

第9回 Icebreaker

第8回 Make Sense!

第7回 A Piece Of Cake!

第6回 Hang out!

第5回 End of the World!

第4回 Wrong Number!

第3回 Next & Excuse me!

第2回 To Stay or To Go?

第1回 " Hello " & " Good bye "





ワンポイント英会話




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  • 第30回 "In Common"
by Rieko Shirakura in New York 12.28.2001


Hey,everybody!英会話はもうへっちゃらになってきましたか?今年最後のワンポイント はこの熟語、In Common(共通の)です。通常会話でよく使うのは"There is something in common"(共通点がある)という言い方で、例えば”彼と彼女は何か共通するものがある のよ”という時に"There is something in common between him and her." などと使います。

私の大学はニューヨーク市にあったので、在学中には、様々な人種のバックグラウンドも まったく異なる学生達でクラスは占められていました。自分達の持っているカルチャーや 考え方がまるで違うので、お互いに理解しあうことがたまに苦労することもありました。考え方 の違いのために、グループワークなどの時には非常に多くのエネルギーと時間を使ってお互い の考えの違いなども少しずつ妥協点に持ってきて、一つのプロジェクトを統一したものに完成 させなくてはならないのです。グループワークの中で学ぶことはたくさんありました。最初の印象 がすごく悪かったクラスメートも、一緒にプロジェクトを作っていく過程で ”おっ、こいつはなか なかいいところがあるじゃん” と見直す場面があったりもしました。そんな経験をしていくと 自分も相手に心が開いていき、そうすると相手ももっと心を許してくるので、グループワークも やりやすくなっていきます。そんなグループワークに追われていたある日の会話です。
Mike: Hey, Rieko. How's it going? You seem in a hurry.
(ヘイ、りえこ。元気?忙しそうだね。)
Rieko: Hey, Mike. I'm good. But I've got to run to a meeting.
(ヘイ、マイク。元気よ。でもミーテイングに行かなきゃいけないの。)
Mike: A group project? Which one do you have?
(グループ・プロジェクト?どれやってるの?)
Rieko: Business policy. We meet on every Friday in a computer lab.
(ビジネス・ポリシーよ。毎週金曜にコンピューター・ラボで会ってるの。)
Mike: How is it? I'm going to take it next semester.
(どんな感じ?次のセメスターに取らなきゃいけないんだ。)
Rieko: It's not very difficult, but there is a lot to do. So many requirements.
(そんなに難しくはないんだけど、やることが一杯あるのよ。要求されることがすごく多い。)
Mike: Wow, but that's what I heard.
(やっぱり。そう聞いてるよ。)
Rieko: I think we are pretty good now. Although I had some difficulty to deal with one of our members at first, now we can exchange our opinions very easily and honestly.
(今私達はすごくいい感じよ。私、最初はメンバーの一人とうまくやるのが大変 だったけど、今では正直に意見を言い合うことが楽になったし。)
Mike: I see. Where is he from?
(へえ、どこ出身の人?)
Rieko: He's from New York. I thought he was some lazy, loser, self-centered computer freak. It took me one month to realize that I was only partially right. We have absolutely nothing in common, but that doesn't mean we can't get along with each other.
(ニューヨーク出身。最初彼はなんだか怠け者の自分勝手なコンピューターきちがいかと 思ってたんだけど、一ヶ月して私は部分的にしか正しくなかったのが分かったの。私達は共通点 なんてまるっきりないけど、そのせいでうまくやれないなんてことないのよね。)
Mike: Exactly. Well, good luck on your project!
(その通り。じゃ、プロジェクトがんばって!)

ここでは、Nothing in common と言い、”共通するものはない”という意味で使っています。ですから、 このIn CommonはSomething か Nothing を前につけて共通点がある、ない、を使い分けること が出来ます。とても簡単ですよね。どんどん使って身につけていってください。

このレッスンもいつの間にか30回になりました。読者の皆さんに少しでも”英会話なんてどうって ことないんだ”ということが伝わるようにと書いてきました。こちらにいると日本からの留学生は やっぱりまだ発言が少なくて、とてもいい意見を持っているのに他の国からのとてもしゃべる人間に 押され気味です。学校で提出しなくてはならないペーパーなどはもちろん文法のミスなどはよくない ですが、会話だとアメリカ人でも間違えることはあります。ましてや英語を母国語としない人間に とっては間違うことで学んでいくのですから、話すことをためらうのは無用です。恥ずかしがらないで 話す、間違える、そして正しい言い方を覚える、これが英会話上達の一番の近道です。

来年のメルマガでもまだまだ英会話ワンポイント・レッスンは続きます。どうぞお楽しみに!



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